【漫画】引っ越した女の子がくれた箱 残されていたものに涙「強く生きろ」
仲が良かったさくらちゃんは、引っ越しの時、箱をくれます。高校生活を終えようとしていた主人公のとしおは、箱を開けてみることに。中から出てきたのは……? 多くの人の涙を誘ったお話、創作マンガ『さくらちゃんがくれた箱』。
引っ越していった女の子がくれた箱

主人公のとしおと仲が良かったさくらちゃんは、引っ越す時に箱を残してくれます。高校生活を終えようとしていたとしおは、その時の箱を開けてみることに。箱に残されていたのは……。
創作マンガ『さくらちゃんがくれた箱』がTwitterで公開されると、読者からは「すごい作品」「涙が出た」などのコメントが寄せられました。
マンガの作者である小田桐圭介さん(@odagiri_keisuke)に、作品についてのお話を聞きました。
ーー小田桐圭介様がマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
子供の頃から絵を描くのが好きで、紙にコマを割ったマンガを描いていました。描くのも好きでしたが、それ以上にお話を考えるのが好きでした。本格的にマンガを描き始めたのは大学に入ってからです。
ーーこれまで多くの創作マンガを描かれていますが、『さくらちゃんがくれた箱』のエピソードが生まれたきっかけを教えて下さい。
創作ジャンルオンリーの同人誌即売会「コミティア」に出展を申し込んだ後、何を描こうか色々考えていました。ある日ベッドに入って就寝しようとしたところ『さくらちゃんがくれた箱』の骨子となるお話が最初から最後まで閃いて、慌てて起きて一気にネームを完成させました。普段は着想からネーム完成まで時間がかかるため、この作品はちょっと特殊です。

ーーさくらちゃんは表情が豊かで魅力的な女の子ですね。キャラクター作りで工夫された点はありますか?
さくらちゃんはちょっと不思議だけれど、本当はとても根が優しい子なので読まれた方に親しみを持ってもらえるよう、心がけて描きました。
ーー『さくらちゃんがくれた箱』に対し、たくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「泣けた」という声が多かったなか「だから、高校生活〝も〟なのか」とひと言くださった方の感想が印象に残っています。としおが死のうと考えている描写はラストの方でありますが、冒頭3ページ目の「高校生活も終えようとしている僕」のセリフに呼応しているところを細かくちゃんと読み取ってもらえてうれしかったです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
Twitterでもまた何かマンガを載せたいなと思いますしコミティアにも参加したいと思っています。これからもマンガは、どんどん描いていきたいと思っています。
(マグミクス編集部)