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スイッチに「後継機」は必要?それとも不要? 割れるファンの意見

必要派からは、「ゲームソフトの受け皿」としての重要性を語る声も

ライバル機との性能差が広がり過ぎると、ソフトメーカーの展開にも影響を及ぼす
ライバル機との性能差が広がり過ぎると、ソフトメーカーの展開にも影響を及ぼす

●必要派の意見は、「プレイ体験」から「今後を見据えた危惧」までさまざま
「スイッチ後継機は必要」と考える人も多く、こちらの意見でまず目立つのは、現状におけるスペック不足を指摘する声でした。この主張では、冒頭でも触れた『ポケモン』関連作の処理落ちやカクつきを指摘し、「スペックが追いつかなくなっているのもまた事実」「そういう意味で後継機は必要でしょう」として後継機を求める意見が相次いでいます。

 こうしたスペック面の不満は、ライバル機との比較でも浮き彫りになっており、「(PS5やPS4と)比較すると処理速度が厳しいと感じる」「処理の快適さではSteamに及ばない」といった声も上がっています。そのため、スイッチの良さは認めつつも、マルチプラットフォームで出るゲームはPS4版やPC版を買ってしまう、という人が少なくありません。

 また、好調とはいえスイッチに頼り過ぎると、後々の展開が危うくなると警鐘を鳴らす意見もありました。スイッチは昨年9月時点で1億3000万台を超える販売実績を持ちますが、前世代機にあたる「Wii U」は累計で1356万台ほど。ざっと1/10程度に留まっており、その明暗はハッキリと分かれています。

 そんなWii Uのひとつ前、「Wii」は1億台を超えており、当時一大ブームを巻き起こしました。このWiiの成功とWii Uの失速が、スイッチと後継機の関係に当てはまるのではと危惧し、「(現行機の好調にかまけると)WiiUの二の舞いになる」「後継機への切り替えに出遅れるのは危険」との理由から、後継機への移行を望む人もいます。

 スイッチ後継機に高性能を要望する人もいますが、単なるスペックアップを求めるだけでなく、「他社の大作が出せる性能にして、受け皿の候補になることが大事」「他機種の人気作を移植できる性能は必要」といった意見があるのも、見逃せないポイントのひとつでしょう。

 任天堂はいくつも人気シリーズを抱えているとはいえ、1社だけでユーザーのニーズに応えるのは物理的に不可能です。注目作で先導はできても、ラインナップの質・数ともに充実させるには、他のソフトメーカーの参入あってこそ。そのため、性能を理由に足切りされる事態は好ましいものではありません。

 すでに、『モンスターハンターワイルズ』や『グランド・セフト・オートVI』といった作品のプラットフォームに、スイッチは選ばれていません。こうした話題作を受け止められる性能の有無は、ゲーム機の普及に直接関わる重要事項のひとつなので、対応できるスイッチ後継機の登場を求める意見にも一理あります。

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 ユーザー個々人の視点では、「現状のスイッチで満足」「処理性能を向上したマイナーチェンジ版でいい」「性能を向上させた後継機が欲しい」と、不要派から必要派まで幅広い層に及んでいます。

 一方で、任天堂の今後や後継機の普及を見据え、現状のままでは危ういと考えるといった俯瞰的な意見もあり、必要・不要論は視点によって核心や問題の角度を大きく変えます。

 そうした視点の多面性、関心を寄せる人の多さは、スイッチが成功した証ともいえるでしょう。誰もが視野に入れるゲーム機だからこそ、大きな話題となり、次の行き先が気になるもの。その道筋を決める任天堂は、果たしてどんな答えを出すのか。例年通りなら、そろそろ「Nintendo Direct」が行われる時期なので、まずはその実施に注目しましょう。

(臥待)

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