『ドラクエ』名前にまつわる笑ったイベント 「お前が付けた名前だろ」「なめてるのか?」
「ドラゴンクエスト」シリーズには、主人公以外にも登場するキャラクターの名前を決めることができるタイトルもあり、よりいっそう愛着を持ってプレイできます。『ドラクエ』の名前付けにまつわる、面白かったイベントを振り返ります。
パパスといえば「トンヌラ」

「ドラゴンクエスト」シリーズでは、主人公(勇者)の名前を自分で付けることができます。プレイ開始時の「名前の設定」はプレイヤーの楽しみでもあり、悩みの種でもありました。ファンの間では「どのシリーズも同じ名前を使っている」「命名のルールが決まっている」と、名付けルールを固定している人も少なくないようです。また、好きな人の名前を仲間キャラクターに付けてプレイし、うっかり親や友達に画面を見られて恥ずかしい思いをした、なんて経験もあるのではないでしょうか。
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』では、主人公の父親・パパスや主人公の子供が登場し、3世代にわたる壮大なストーリーが展開されます。「親から子へ」「子から孫へ」とバトンが渡されていく物語とあって、キャラの名付けにはよりいっそう強い想いがはたらいたことでしょう。主人公の名前だけでなく、子供ふたりにも自分で名前を付けることができました。
『ドラクエV』の主人公の名前といえば、パパスが「トンヌラというのはどうだろうかっ!?」と提案してくるのが、ファンの間でたびたび話題になる面白いエピソードです。はじめから「トンヌラ」と名前を設定しておくと、パパスは「サトチー」という別の名前を提案してきます。さらに、設定した「トンヌラ」の名前に対しては「どうもパッとしない名だな」とパパスからダメ出しを受けてしまうので、どうも腑に落ちません。
また『ドラクエV』では、「仲間モンスター」システムが初めて登場しました。最初に仲間になるベビーパンサー(のちのキラーパンサー)だけは、候補のなかから名前を選択できました。『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』では、主人公であるローレシアの王子の名前は自分で設定できましたが、サマルトリアの王子、ムーンブルクの王女の名前は裏技を使わなければ変更できませんでした。『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』でも、主人公以外の仲間の名前は固定です。プレイヤー自身が名前を選べたことで、ほかの仲間モンスターたち以上に愛着を持って育てられたのではないでしょうか。
その点で、仲間の名前や職業を自由に決められた『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が社会現象となるほどの話題作となったのも、うなずける気がします。『ドラクエIII』の仲間の名前といえば、「スー東の平原(商人の町)」でのイベントで楽しんだ人が多いのではないでしょうか。仲間の商人を預けると、平原が街へと発展していきます。街の名前は商人の名前から取られ、「◯◯◯◯バーク」となります。商人の名前を「ハン」にすると、街の名前は「ハンバーク」になるわけです。
このイベントは、事前に情報を知っていれば楽しめたのですが、ワナもありました。初めてプレイした際に、育てていた商人をうっかり預けてしまい、二度と戻って来なくなるという悲劇を味わったプレイヤーが続出しました。また、商人の性別をピンクの髪色の女性にしても、グラフィックはふくよかな男性になってしまうというのも切ないところです。



