「親もいるんだぞ」日曜の朝から“空気が凍る”ちょっと「気まずい」90年代アニメ
1990年代には今ほどコンプライアンスが厳しくなく、日曜日朝8時30分のテレビ朝日系列では過激な描写や攻めた内容を含んだアニメが放送されることもありました。どのような作品が放送されていたのか、振り返ってみましょう。
え、日曜日の朝から放送こんなエッチな作品が……?

昨今、コンプライアンスが厳しくなり、お色気シーンのあるアニメは、深夜に放送されることがほとんどです。しかし、平成初期の1990年代には、日曜日朝8時30分のテレビ朝日系列で過激な内容を含んだアニメが放送されており、両親と観て気まずい思いをした人もいたようです。
1993年から1994年にかけて放送された『GS美神』(作:椎名高志)は、「GS(ゴーストスイーパー)」の「美神令子」やアシスタントの「横島忠夫」、幽霊の「おキヌ」が、悪霊や妖怪を退治するオカルトコメディ作品です。
横島は煩悩にまみれたセクハラキャラとあって、作中では毎回のようにいかがわしい妄想をします。また、実際に美神のシャワーを覗こうとしたり胸を揉んだりと、横島のスケベさは妄想だけにとどまりません。当時を振り返る視聴者から「両親と観てお茶の間が凍り付いた」という声も少なくありません。
一方で、原作の途中まででアニメが終了していることから、未アニメ化の人気エピソードを含めた再アニメ化を望む声が今なおあがっています。コンプラに厳しい現代でどこまで描けるのか不安はありますが、リメイクブームが続いていることから、本作の再アニメ化に期待が高まります。

1990年から1992年まで放送されていた『まじかる☆タルるートくん』(作:江川達也)は、魔法使いの「タル」こと「タルるート」と小学生の「江戸城本丸」が、魔法でイタズラや騒動を巻き起こす物語です。作中では、スケベな本丸が魔法をエッチなことに悪用したり、タルも母親が恋しくなると女性の胸を吸ったりするため、巻き込まれた女性キャラの過激な姿が多く描かれました。
なかでも寝ぼけたタルが生徒の前で担任の女性教員「大綾真理」の胸を吸うシーンは、服に隠れていたものの、お茶の間を気まずくさせたことでしょう。また、タルと本丸が魔法でお湯になった回では、タルは同じ温泉に入る大綾の胸を吸い、本丸も思いを寄せるヒロイン「河合伊代菜」の裸体を触ろうとします。
数々のお色気シーンを両親と観てしまい気まずい思いをした人も多いようですが、話が進むにつれてバトル展開や本丸の成長も描かれていき、最高視聴率20.3%を記録する人気アニメとなりました。
 (C)吉住渉/集英社・東映アニメーション](https://magmix.jp/wp-content/uploads/2027/05/260525-heiseiasa-03-250x300.jpg)
お色気描写はなかったものの、攻めた内容だったのが、1994年から1995年にかけて放送された『ママレード・ボーイ』(作:吉住渉)です。とある事情で一緒に暮らすことになった女子高生「小石川光希」と、光希と同い年の「松浦遊」の波乱万丈な恋愛模様を描いています。
本作は開幕早々、光希の両親が離婚宣言をします。その理由は、光希の両親がハワイ旅行で出会った松浦夫妻と意気投合し、それぞれの夫婦がお互いのパートナーに恋をしたため、交換して再婚するというのです。しかも、2組の夫婦と光希、松浦夫妻の子である遊の6人で暮らそうというから驚きしかありません。
さらに、中盤では光希の親友でクラスメイトの「秋月茗子」と担任の「名村慎一」が禁断の恋を育んでいることが分かり、子供には早すぎる刺激的な関係が描かれました。
ただし、こういった禁断の関係性を子供の頃にはいまいち理解ができず、キスシーンが多いことの方が両親と観るには気まずかったという意見も少なくありません。しかも、オープニングで光希と遊のキスシーンが流れるため、毎週恥ずかしい思いをしながら観ていた人も少なくないようです。
(LUIS FIELD)


