いつから決まってた? 『ワンピ』ファンが感動した伏線回収が秀逸
『ONE PIECE(ワンピース)』の魅力のひとつといえば、鮮やかな伏線の回収ではないでしょうか。初期エピソードと最新の話がいきなりつながるなど、壮大すぎる伏線の回収に衝撃を受けた読者も多いと思います。今回は見事に回収された伏線について見ていきます。
海賊王がメッセージを残せた理由が15年に回収?

『ONE PIECE(ワンピース)』の魅力のひとつといえば、鮮やかな伏線回収と考える読者も多いのではないでしょうか。発行巻数が100巻を超えている同作は、10年以上の時を超えて回収される伏線などが、読者をうならせています。本記事では、そんな読者をうならせた伏線回収を3つ見ていきます。
まず、コミックス24巻から32巻の空島編の「歴史の本文(ポーネグリフ)」についてです。空島のボスであったエネルとの激闘が終わった後、ロビンが見つけたポーネグリフには海賊王ゴールドロジャーことゴール・D・ロジャーが残したメッセージが残されていました。ポーネグリフには古代文字で「我ここに至りこの文を最果てへと導く」と記されています。ロジャーがなぜ古代文字を操れるのか長年の疑問でしたが、「ワノ国編」の光月おでんの過去編にて、その謎が明らかになりました。
実はポーネグリフは光月家によって作られており、光月家は古代文字の読み書きを代々伝承していた一族でもあったのです。これによりおでんは古代文字を読み解くことができます。そんなおでんがロジャー率いるロジャー海賊団に加入した後、一行は最後の島「ラフテル」へ航海することとなります。その際、たどり着いた空島でポーネグリフにロジャーはメッセージを刻んだのでした。
この事実が明らかになったのは、コミックス96巻でのことで、空島でロビンがメッセージを見つけたのはコミックス32巻の出来事です。コミックスで60巻以上、年月にすると32巻が発売された2004年から96巻が発売された2020年の間、実に16年の時を超えて回収された伏線でした。
この壮大な時を超えた伏線の回収に「ロジャーがポーネグリフをなんで読み書きできたか気になってたけど、綺麗に回収されていてマジでスゴイ」「後から思いついたにしても、最初から考えてたにしてもとんでもない」と読者は衝撃を受けていたようでした。