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『魔女の宅急便』『紅の豚』アナログ盤が発売、レコード人気背景に「所持したい」の声

『魔女の宅急便』『紅の豚』の限定アナログ版が2020年3月に発売されます。若い世代でのレコード人気を背景に、「あえてレコードで持っていたい」「レコードの音質が好き」などの声も多く耳にします。これは2018年11月の『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』に続く、第2弾の発売になります。

レコードで持っていることにステータスを感じる! の声も

『魔女の宅急便』サントラ音楽集(画像:ローソンエンタテインメント)
『魔女の宅急便』サントラ音楽集(画像:ローソンエンタテインメント)

 スタジオジブリ作品『魔女の宅急便』『紅の豚』の限定アナログ盤4タイトルが2020年3月11日(水)に発売されます。『魔女の宅急便』『紅の豚』それぞれの公開当時に発売されたイメージアルバムとサウンドトラックを新たにマスタリング、ジャケットもリニューアルされています。

 最近では、アナログ盤レコードの人気が再燃、全米レコード協会(RIAA)によると、アメリカではアナログレコードの売り上げが、CDの売り上げを上回る可能性もあるといいます。音楽を簡単にダウンロード視聴、あるいはストリーミング視聴できる時代にあえて「レコードで音楽を聴きたい」という人が増えている理由は、アナログ盤のコレクション性の高さにもあるといわれています。

 また、レコードには人間が聞こえないはずの、22000Hz以上の周波数の音も録音されているといわれ、「レコードの音はデジタルよりも柔らかい生の音質が感じられるところが気に入っています。同じ曲を持っているのでも、私はレコードで持っているということにステイタスを感じます」(30代女性・DJ)といった声も。

 先立って『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』のアナログ盤が2018年11月に発売された際、SNSでは「11月にジブリ映画のOSTアナログ盤が再販。かなりプレミアだったんですよ。ジブリは音楽のニーズも高いことを改めて認識しました」といった声があがっていました。

「サントラ」でない方、「イメージアルバム」の内容は?

『魔女の宅急便』『紅の豚』限定アナログ盤4種。左側がイメージアルバム、右側がサウンドトラックのジャケット(画像:ローソンエンタテインメント)
『魔女の宅急便』『紅の豚』限定アナログ盤4種。左側がイメージアルバム、右側がサウンドトラックのジャケット(画像:ローソンエンタテインメント)

 発売される4枚の『魔女の宅急便』『紅の豚』、「サントラ」には映画で使用された楽曲が入っているのですが、「イメージアルバム」の方はどんな内容でしょうか。

『魔女の宅急便』のイメージアルバムは、1989年7月の映画公開に先立って、1989年4月10日に発売された作品。「なんとなくヨーロッバ、どこか地中海あたり…」という宮崎監督のイメージが音楽で表現され、サントラ盤の原曲とコンセプトが凝縮した1枚です。

『紅の豚』のイメージアルバムも、1992年7月の映画公開に先立ち、1992年5月25日に発売、原作である宮崎監督のマンガ『飛行艇時代』と監督の音楽メモをもとに、1920年代末期のヨーロッパ・イタリアをイメージしてつくられた作品集です。

 作品の世界観を感じることができる音源として、発売当時にこれらのイメージアルバムを繰り返し聞いて楽しんだファンも多いのではないでしょうか。

 SNSでは、「『魔女の宅急便』のレコード、さっそく2枚とも予約した。魔女宅好きなら当然?」「聞きたいのもあるけど、所持したい」などの声があがっており、今回のアナログ盤も人気商品となりそうです。

※『魔女の宅急便』『紅の豚』の限定アナログ盤4タイトルは、HMV record shop、HMV、HMV&BOOKS onlineなどで2020年3月11日(水)から販売開始予定です。

(川崎晴代)

【画像】きっと飾りたくなる? 『魔女の宅急便』『紅の豚』限定アナログ盤ジャケット(5枚)

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