「ネチネチクドクド」なのに他の柱から嫌われない『鬼滅』伊黒の真実とは?
蜜璃のキラキラ笑顔がすべてを物語る!?

柱合裁判の場では、義勇は他の柱たちから離れた所に黙って佇み、一方の伊黒は、木の枝に横たわって、一段高いところからネチネチと炭治郎と禰豆子のことで義勇を責めていました。義勇と伊黒は年齢こそ同じものの、柱になった時期は義勇の方が早いのですが、伊黒はそんなことはおかまいなしで、「どんな目にあわせてやろうか」とまで言っています。
さらに、「遊郭編」のラストでは、年齢も柱としてのキャリアも上の音柱の宇髄天元が瀕死の状態でいるところにネチネチと嫌味を言った挙句、「褒めてやってもいい」と超上から目線な言葉をかけました。そんな態度が許されるのは、やはり普段から柱たちともちゃんと人間関係が作れているからで、柱として「やることはやっている」からでしょう。
もちろん義勇も、鬼を倒すという柱としての仕事はしていますが、説明責任や後輩を育てるということに関しては任を果たしているとは言い難いと思われます。
このふたりの差は「柱稽古編」でハッキリ出ます。柱稽古には参加しないと言う義勇に対し、伊黒は隊士たちの「太刀筋矯正」のため、炭治郎が「処刑場?」と青ざめるほどの「世にも恐ろしい訓練」で隊士たちを鍛えるのです。瀕死の天元に「若手が育たず死に過ぎる」と言ったのは、裏を返せば、普段、それだけ若手を見ているということに違いありません。
そして、「育てよう」という意志があり、「死に過ぎる」ことを憂いているのだと思われます。ネチネチクドクドの奥にある、そんな伊黒の思いが分かるからこそ、彼を嫌う人がいないのでしょう。
最後に、伊黒が嫌われない最大の理由として考えられるのは、「恋柱の甘露寺蜜璃に優しいから」です。「刀鍛冶の里編」では、伊黒が蜜璃にニーソを渡すシーンがありましたが、蜜璃をあんなキラッキラの笑顔にする伊黒が「嫌なヤツであるはずがない」と、あのシーンを見た多くの人も、他の柱も思ったのではないでしょうか。
最終盤での伊黒の活躍や蜜璃との恋愛要素を見れば、トキメくポイントが多くて、彼を嫌うどころか好きになってしまう人が続出すると思われます。「柱稽古編」でも、伊黒を要チェックです。
(山田晃子)

