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「Wii U」ゲームパッドにあった「謎の端子」 もし使われていたら歴史が変わった?

接続するはずだった「幻の周辺機器」とは?

Wiiリモコンとヌンチャクを取り付けて銃型コントローラーとして使用できる「Wiiザッパー」。「Wii U」の謎端子につく機器もこれに似たものだった可能性が?
Wiiリモコンとヌンチャクを取り付けて銃型コントローラーとして使用できる「Wiiザッパー」。「Wii U」の謎端子につく機器もこれに似たものだった可能性が?

 Wii UのGamePadには、一度も使われずに忘れ去られた謎の端子が備わっている。これは紛れもない事実ですが、話はこれだけでは終わりません。と言うのも、実はWii U発売の約1年前に公開された製品紹介動画に、「お披露目されることのなかった周辺機器」の姿が映し出されていたからです。

 製品トレーラーが発表されたのは、2011年6月にアメリカで開かれた世界最大のゲームショー「Electronic Entertainment Expo」(通称E3)です。動画時間は約3分ほどで、その周辺機器は1分50秒時点から画面に登場しました。

 動画に映し出されたのは、「Wiiリモコン」を取り付けて使うアタッチメント「Wiiザッパー」によく似た銃型の周辺機器。ここでは便宜上、「Wii Uザッパー」と呼ぶことにします。

 動画内でプレイヤーが手に持ったWii Uザッパーを見ると、WiiリモコンではなくGamePadを装着しているのが分かります。そしてプレイヤーがGamePadを取り付けたWii Uザッパーをテレビへ向けると、GamePad側の画面にターゲットと思わしき敵キャラが出現。どうやらGamePadをスナイパーライフルに見立て、隠れたターゲットを探し出して狙撃するゲームのようです。

 動画内でこのWii Uザッパーが映ったのは約15秒と短く、詳しい内容は明らかにされていません。現在までまったく音沙汰がないところを見ると、やはり事情があってプロジェクトが終了してしまったのでしょう。

 直接的な原因は不明ですが、重量が約500gほどのGamePadとザッパー型アタッチメントを組み合わせて使うとなると、手首や腕への負担が避けられなかったのではないかと推察します。いずれにしても、これが正式に発売されていれば『スプラトゥーン』をはじめ、Wii U向けに開発されたシューティングゲームの遊び方が劇的に変わっていたかもしれません。

(龍田優貴)

【画像】「えっ…使い道ないの?」これが「Wii U」ゲームパッドにあった謎の端子です(6枚)

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