昭和・名作マンガの主人公は「なぜ死んだ?」 あと味が悪い物語の結末
立ったままで絶命した野球マンガの主人公

●『侍ジャイアンツ』
野球マンガとして人気を博した『侍ジャイアンツ』(作画:井上コオ、原作:梶原一騎)は野球を描いた作品なのにもかかわらず、ラストで主人公が壮絶な死を迎えます。
1971年から1974年まで集英社「週刊少年ジャンプ」で連載された同作は、巨人軍に入団した主人公の「番場蛮」が、さまざまな魔球を駆使しながらエースを目指す様子が描かれました。
優勝がかかった中日戦が描かれたクライマックスで、番場が登坂します。あとひとり打ち取れば勝ちとなるシチュエーションで、番場の最大のライバルである「大砲万作」に打席が回ってきます。疲労困憊(こんぱい)の番場は最後の最後で、体に負担がかかる「分身魔球」を投げて、見事に万作を打ち取りました。
巨人ナインが歓喜するなか、番場のもとに駆け寄った捕手の「八幡太郎平」が、「死んでる 番場は死んでる!!」と泣きながら叫びます。体を追い込みすぎた番場は、心臓麻痺を起こし、立ったままの状態で絶命していたのです。
まさかのラストに驚いた読者は多く、SNS上でも「仁王立ちで死ぬって無理がありすぎる」「ラストひとコマで、空から番場が笑顔でピースしている姿に『強引に終わらせた』感を強く感じてしまった」など、思い出を語る声があがっていました。ちなみにアニメ版では番場は死なず、ハッピーエンドを迎えています。
(LUIS FIELD)




