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ゲーム少年が夢中で読んでいた「説明書」 いつの間にか消えたのはナゼ?

説明書が消えた理由にはインターネットの発達もある

2007年発売のFPS『Shadowrun』の説明書。「すでにある本に書き込みが行われている」という設定になっており、リアルな本ならではの演出といえる(筆者撮影)
2007年発売のFPS『Shadowrun』の説明書。「すでにある本に書き込みが行われている」という設定になっており、リアルな本ならではの演出といえる(筆者撮影)

 もうひとつの大きな理由としては、「インターネットの普及と発達」が挙げられます。

 ゲームとインターネットのつながりは非常に大きいです。インターネットの発達により、MMORPGやソーシャルゲームのような見知らぬ他者とオンライン上で交流できるゲームがプレイ可能となったほか、ネット上でゲーム情報を見られるようになったり、各種ソフトのDL版が登場するようにもなりました。

 PS3・Xbox 360以降の世代では、DL専売タイトルとしてヒットする作品も出てくるようになったほか、パッケージ版とDL版の同時展開も当たり前です。となると、パッケージ版にしかつけられない説明書は困った存在になってきました。

 ニンテンドー3DS頃になると、ゲーム機からデジタル説明書を閲覧できるようになり、もはや物理媒体である意味が薄れていきます。

 PS5やXbox Series Sに至っては、ハード本体にディスクドライブが存在していないタイプもあり、Nintendo Switchではそもそもパッケージ化されていないゲームがたくさんあります。もはや説明書の立ち位置がレアになってしまいました。

 おそらく読者の皆さんも、ゲームでわからないことがあったとき、スマホで検索してしまうのではないでしょうか。電子書籍が発達しているように、紙媒体の説明書も時代の流れに押し出されてしまったのかもしれません。

 しかしそうだとしても、説明書は面白いものが多かったのは事実です。『スーパーマリオブラザーズ』の説明書では、本作が「ファンタスティックアドベンチャーゲーム」を名乗っていた意外な事実がわかりますし、キノコ王国を裏切ったキノコが「クリボー」になったなど、衝撃の設定を知ることができたのですから。

 本ならではのデザインにこだわっている説明書もありました。Xbox 360で発売された『Shadowrun』というゲームでは、説明書が「悪徳企業のパンフレット」になっていました。そして、反乱軍がそれに書き込んで自分たちのテキストとして利用している設定になっており、ひとつの読み物に仕上がっています。

 説明書は時代の変化により消えてしまいました。大きな魅力を持つものだっただけに、非常にさみしいところです。

(すすだま)

【画像】えっ、懐かし過ぎ! これが「ゲーム少年が夢中で読んでいた説明書」です(5枚)

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