「再現しすぎ」「シリーズ最恐」 当然R指定になった過激マンガの実写化映画
過激な濡れ場も完全再現した実写映画

●『ヘルタースケルター』
1980年代から90年代半ばにかけて多数の作品を発表した岡崎京子先生のマンガ『ヘルタースケルター』は、2012年に沢尻エリカさん主演、蜷川実花監督により実写映画化されています。
人気モデルで芸能界のトップスターである主人公「りりこ」(演:沢尻エリカ)の、絶頂と転落をカラフルな世界観で表現した作品です。りりこは「美貌とスタイルは全身整形でつくったもの」という秘密を抱えており、そういった闇を周囲に隠しながら暮らしていくうちに、整形の副作用やストレスにだんだんと精神を蝕まれていきます。
R15+指定の同作には、濡れ場が多く盛り込まれていました。楽屋でのりりこと恋人のセックスシーンや、女性マネージャー「羽田」(演:寺島しのぶ)に自分の股間を舐めるように命令する場面など、衝撃的なシーンが原作同様に描かれています。
ネット上のレビューでは「映像の美しさと人間の醜さのコントラストが素晴らしかった」「沢尻さんの全部やりきってる感がこっちまで伝わってくる」と体当たりの演技を見せた沢尻さんだけでなく、監督を務めた蜷川実花さんの独自の色彩や世界観にも好評の意見が見受けられます。
(LUIS FIELD)