スキップボタン押せません(泣) 最後まで観ちゃう2024夏アニメのED曲
2024年夏アニメには本編だけでなく、エンディング曲まで工夫を凝らし最後まで楽しめる作品もあります。昭和から令和までの幅広い世代に刺さる選曲が注目されているようです。
選曲に「センス良すぎ!」「分かってらっしゃる」
2024年夏アニメではラブコメから歴史ものまで幅広いジャンルの作品が放送されています。放送本数が多いため、リアルタイムではなく配信でじっくり楽しむ人も多いのではないでしょうか?
ただその場合、毎回同じものが放送されるオープニングやエンディングを飛ばして観る人もいそうです。しかし、夏アニメのなかには視聴者がスキップボタンを押さずに見入ってしまった作品もあるようです。
例えばVTuberを題材としたTVアニメ『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』はエンディングのたびに違う曲を登場キャラがカバーしています。
そのレパートリーは幅広く、第2話のエンディングでは1986年に「飲みすぎたのは、あなたのせいよ」という耳に残るフレーズでヒットした昭和レトロな楽曲「男と女のラブゲーム」が使われています。それだけでなく、第6話では、男女デュオ「ハンバート ハンバート」が2022年に発売したアルバムの収録曲「ふたつの星」をエンディングに採用するなど、幅広い時代の楽曲をカバーしています。
また、第5話では赤ちゃんを自称する変わり者の後輩VTuber「山谷還(CV:茅野愛衣)」が登場し、同話のエンディング曲に、「筋肉少女帯」の大槻ケンヂさんと橘高文彦さんがタッグを組んだ2006年発売の「踊る赤ちゃん人間」が採用されています。この選曲を予想していなかった視聴者からは「まさか最近のアニメで聞けるとは思わなかった」「エンディングで『踊る赤ちゃん人間』が流れて腹がよじれた」などの声があがり、意外すぎる選曲が視聴者の心をつかんだようです。
『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』は毎週日曜日深夜24時30分から「TOKYO MX」ほかで放送中です。「ABEMA」「Amazon Prime Video」「dアニメストア」ほか配信サービスでも順次配信されています。
ほかには『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』も毎回エンディング曲が変わり、その選曲が話題になっています。同作のエンディング曲は「アーリャ」こと「アリサ・ミハイロヴナ・九条(CV:上坂すみれ)」が楽曲をカバーしています。また、SNSではエンディングに使われる先行カットを添え、楽曲のタイトルを予想するプレゼント企画を開催中です。
選曲は幅広い世代に向けられており、第2話で採用されたHoneyWorksの「可愛くてごめん」こそ2022年リリースと最近の曲ですが、小田和正さんの「ラブ・ストーリーは突然に」や、フィンガー5の「学園天国」などアラフォーやアラフィフ世代にも刺さる楽曲も多く選ばれています。
そうした懐かしい選曲に対しての反響も多く、「ラブ・ストーリーは突然に」が採用された第7話では「懐かしすぎてショック死するかと思った」「イントロの入りかたが最高すぎて鳥肌が立った」などの声があがっています。
それだけでなく2008年にクリエイター集団「supercell」のryoさんがニコニコ動画に投稿して1000万再生を超えたボーカロイド楽曲「ワールドイズマイン」など平成のヒット曲も採用されています。同曲が使用された第9話では「アーリャのキャラ性とも合ってて最高」といった声もあり、視聴者の期待に応えた選曲でした。
『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』は毎週水曜日深夜23時30分から「TOKYO MX」ほかで放送中です。「ABEMA」「Amazon Prime Video」「dアニメストア」ほか配信サービスでも順次配信されています。
(LUIS FIELD)