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『ワンピース』最終章で覇王色の使い手に? もはや予言者なウソップの“うそ”

マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』の「麦わらの一味」の狙撃手である「ウソップ」は、ムードメーカーであり、お調子者でうそつきという特徴を持つキャラです。しかし、彼のつくうそが実際に現実となることも多く、まだ実現していないうそも今後の伏線として注目されています。

次に実現する「うそ」にワクワクしてしまう

ウソップを立体化した「Portrait.Of.Pirates ワンピース"Sailing Again" ウソップ」(メガハウス) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
ウソップを立体化した「Portrait.Of.Pirates ワンピース"Sailing Again" ウソップ」(メガハウス) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 世界的に人気を誇るマンガ『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「麦わらの一味」の狙撃手「ウソップ」は、お調子者のムードメーカーで、すぐにうそをつくイメージが強い人物です。彼がこれまでついたうそは、不思議なことに後日、本当になることでも知られています。

 例えば、ウソップの故郷「シロップ村」で「海賊が攻めてきた」と言って回ったことや、村の美少女「カヤ」や村の子供たちに語った作り話が分かりやすいでしょう。第23話での初登場時からうそをつく姿が印象的でした。まず「クロネコ海賊団」が村に襲来したことで「海賊が攻めてきた」ことは真実になります。

 またカヤに語った「巨大な金魚」のなかの「小人の国へ運んだがいまだに喰いきれていないらしい」といううそも現実だということが判明しました。「ドレスローザ編」にあたる713話で、ウソップが訪れた小人の国「トンタッタ王国」では、小人たちが「闘魚」という巨大な魚を食糧として捕獲しており、そのサイズが大きいため、王国全員で数か月かけて消費することが語られています。

 また、ウソップは「トンタッタ王国」で「覇気」を使えないにも関わらず、外での激しい戦闘による揺れを感じると、それは自分の覇気であると虚勢を張り、「トンタッタ族」をだましました。

 しかし758話で、触れた者をオモチャに変え従わせることができる「ホビホビの実」の能力者「シュガー」が「モンキー・D・ルフィ」たちに触れようとしたところで、ウソップは「見聞色の覇気」に目覚めます。気配だけで敵の居場所を感知し、狙撃で阻止しているのです。

 ウソップのついたうそはまだ多く残されており、実現が期待されているものもあります。例えば、41話で彼は病床の母「バンキーナ」を元気づけるため、どんな病気でも治せる「伝説の薬」があるとうそをつきました。伝説の薬についてはいまだ謎ですが、麦わらの一味の船医「チョッパー」は、145話の過去回想で「俺が万能薬になる」「なんでも治せる医者になる」と口にしています。ウソップがついたうそは、チョッパーが目標を達成する伏線とも考えられるでしょう。

 また、彼は「ワノ国編」1024話で、「四皇」たちの戦いによる「覇王色の覇気」の余波で倒れた「百獣海賊団」の兵士たちに向かって、「半端な覚悟じゃ…俺の前で意識は保てねェ!!」と大口を叩いています。このうそが現実になるとすれば、ウソップも覇王色の覇気の使い手になり、敵を威圧する力を得るかもしれません。「ウソップが憧れるエルバフで覚醒するかも?」と考察するファンもおり、今後の展開が期待されます。

 彼が新たな能力を習得すれば、重要な場面で大きな活躍を見せてくれる可能性も期待できます。ウソップの何気ないうそが伏線となっていると考えると、彼のセリフに注目して物語を読み返してみても、また面白いかもしれません。

(LUIS FIELD)

【画像】ルフィも命の危機だった? こちらはウソップが負けなかったキャラです(4枚)

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