『ドラクエ』MPの読みは“マジックパワー”じゃない!? 雑学アレコレ
「ドラゴンクエスト」シリーズは、1986年の初代『ドラゴンクエスト』発売以来、長きにわたって愛されています。「ドラクエ」愛深いファンほど、気が付かないでいることも多い雑学を3つご紹介します。
正しい…ってなに? ファンが驚いたアレコレ

「ドラゴンクエスト」シリーズは、1986年の初代『ドラゴンクエスト』発売以来、長きにわたって愛されています。ドラクエ愛が強いファンほど、「え!?」とびっくりしてしまうかもしれない、小ネタをいくつかご紹介します。
●MPの読みは「マジックパワー」
多くのファンが「思い違いをしていた」とコメントしていたのが「MP」の読み方です。「HP」は「ヒットポイント」ですが、「MP」は「マジックポイント」ではありません。説明書や、『公式ガイドブック』などを見ると「マジックパワー」と読みがなが振られているのです。
とはいえ、ファン同士で会話するときには「えいちぴー」「えむぴー」と発音することも多いでしょう。「マジックパワーだと残りの精神力というよりも呪文の威力って感じがする」という意見もあり、しっくりこないと感じる人は少なくないようです。対面で会話するときは「えむぴー」と発音するのが安心です。
●『ドラクエ3』の「ジパング」は日本、「アリアハン」は?
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は発売時、日本にそっくりの地形の「ジパング」など、現実世界の地球とよく似た世界であることが、当時の子供たちを驚かせました。旅をしていくと、ポルトガルに由来する「ポルトガ」、グリーンランドに由来する「グリンラッド」など、「ほぼそのまま」な地名を目にします。
では冒険の始まりの地、「アリアハン」はどの地名が由来なのでしょうか? 子供の頃にはなんとなく「オーストラリアかな?」と思っていたかもしれません。しかし、オーストラリアがあるあたりには「ランシール」があります。エアーズロックが「地球のへそ」と呼ばれていることを知るのは、子供には少し早かったかもしれません……。アリアハンは、実際の世界地図にはなく、架空の大陸です。
●「ザオラル」のアクセントは統一されていない?
つづいて、「ザオラル」の「アクセント」です。後発のナンバリングタイトルや派生ゲームにはボイスがつくようになり、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS』の「セーニャ」のボイスで「ザオラルが思ってたのと違った!」と衝撃を受けた人の声がネットで話題になったことがありました。
HD-2D版『ドラクエ3』でも、戦闘中にザオラルを使うと、アクセントを確認できます。注意深く聞いていないと、はっきりとは分からないのですが……。「ザ↓オ↑ラル」が正しく、「ザ↑オ↓ラル」ではありません。
といっても分かりづらいと思いますので、別の単語で例を挙げると呪文なら「ベギラマ」、「タピオカ」「シマウマ」などと同じアクセントです。そもそも、上位呪文「ザオリク」も同じアクセントなので、なぜザオラルだけ思い違いをしている人が多いのか謎ではあります。
しかし、スピンオフタイトルの別キャラの発音は「ザ↑オ↓ラル」、というケースもあり、何が「正しいアクセント」なのかは難しいところです。
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』:
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(マグミクス編集部)