ほぼ出オチ! 「ガンダム」シリーズに見る「ざんねんな」ロマンあふれる新兵器
颯爽と登場した「ガンダム」作品の新兵器のなかには、残念な結果に終わったものもありました。そのような勝利フラグをへし折り、期待を裏切った新兵器を振り返ってみましょう。
いきなり武器破壊された新兵器の悲劇

古今東西、巨大ロボットの新武器というものは、たいてい華々しいデビューを飾るものです。しかし、なかには初登場だというのに残念な結果に終わったものもありました。「出オチ」とでもいうべき、そのような新兵器に注目してみましょう。
今回は特に宇宙世紀の「ガンダム」シリーズにあった「ざんねんな武器/武装」に注目してみました。どれも強力なものだっただけに、初登場時には大きな期待が寄せられていたと思います。しかし、いずれも残念な結果となりました。
最初に挙げるのは『機動戦士ガンダム』に登場した「RX-78-2 ガンダム」のオプション武器のひとつ「ハイパー・ハンマー」です。いわゆるフレイル型モーニングスターとでもいうのでしょうか。ガンダムには珍しい質量兵器です。
これは、もともとガンダムの武器のひとつだった「ガンダム・ハンマー」を強化したものでした。鉄球に複数のバーニアを追加、よりトゲが鋭くなっており、使用時にはバーニアの噴射によって加速させることで威力が増します。ハイパーという名前も伊達ではないのでしょう。
ところが、このハイパー・ハンマーは初登場の第26話で、さしたる戦果を挙げることなく破壊されています。敵MS(モビルスーツ)「MSM-03 ゴッグ」に受け止められたうえ、鎖を引きちぎられて使用不能にされてしまいました。
そしてこの戦い以降、ハイパー・ハンマーは出番がないまま「一年戦争」が終結してしまいます。改良されて実戦に初投入されたのに、大した成果も挙げなかったのでは、アムロもふたたび使用する気分になれなかったのかもしれません。
一説には、ハイパー・ハンマーの開発はベルファスト基地といわれています。パワーのあるジオン公国軍の水陸両用MSが相手と想定した武器だったのでしょう。それが初陣で破壊されたのですから、後継となる兵器の開発も中止になったのかもしれません。
逆に一定の戦果を収めれば、更なるハンマー兵器の研究開発があった可能性だってあります。そう考えた時、ベルファストでの失敗は、その後の地球連邦軍の兵器開発の大きな分岐点だったかもしれません。
なにせジオン軍では「山越えハンマー」と呼ばれる武器を装備した「MS-13 ガッシャ」というMSが開発されています。ハンマー武器にロマンを感じていた技術者はジオンにもいたということでしょう。もしも歴史が変わっていれば、ハンマーがMSの武器の選択肢に普通にあったかもしれません。










