”姉だから”放置され、精神疾患の妹の世話を強いられる?「きょうだい児」の葛藤
2025年5月22日、竹書房よりエッセイマンガ『きょうだい、だけどいや ケアをさせられたきょうだい児だった、けど』(著:のまり)が発売されました。精神科訪問看護のリアルを描き、Amazonの看護学カテゴリー1位を長く獲得している『おとずれナース~精神科訪問看護とこころの記録~』の作者である、のまりさんの最新作です。
「きょうだい児」の葛藤と希望を描く

2025年5月22日、竹書房よりエッセイマンガ『きょうだい、だけどいや ケアをさせられたきょうだい児だった、けど』(著:のまり)が発売されました。近年注目が高まっている社会問題、「きょうだい児」の姿を描き出します。
病気や障害のある兄弟姉妹がいる人のことを「きょうだい」または「きょうだい児」といいます。主人公「手塚ナミ」は病気がちの妹がいる「きょうだい児」です。ナミの家庭には、世話を強いられる姉「搾取子(さくしゅし)」と、精神疾患の妹「愛玩子(あいがんし)」という構図が存在していました。

ナミの妹は幼い頃、喘息がひどく長く入院していました。10代になると精神科に入院したり、自殺未遂したりすることもありました。親は病気がちの妹のほうにかかりきりで、ナミは放置気味に育てられます。
そして、姉だからと「いい子でいる」「家族を助ける」役割を求められてきました。親はナミを「自分たちと一緒に妹をずっと世話する人」と考えていて、それがナミを窮屈にし、親に反発を抱くようになります。
やがて保健師になったナミは、病気の子供を過保護に育て、子供の自立を邪魔する親がいる、まるで自分が育った家庭のような現場に直面します。実際に妹は成人後も、親に甘えて自立していません。ナミは家族と距離をとり、自分の人生を生きることにします。
本作は、精神科訪問看護のリアルを描き、Amazonの看護学カテゴリー1位を長く獲得している『おとずれナース~精神科訪問看護とこころの記録~』の作者である、のまりさんの最新作です。「竹書房コミックエッセイweb」にも掲載中です。
(マグミクス編集部)





















