「再現度エグい」『ドラゴンボール』ザーボンのコスプレが圧巻クオリティー!「お美しい…」
師走に突入し、いよいよ「箱根駅伝」が近づいてきました。箱根駅伝といえば、『ドラゴンボール』に登場する悪役に扮した名物応援団「フリーザ軍団」が知られています。今回、改めて軍団のひとりであるコスプレイヤーの「ジュリパンちゃん」の「ザーボン」を紹介します。
ザーボンの緑肌&独特ヘアを見事再現

2025年も師走を迎え、あっという間に2026年の足音が聞こえてきました。1月2日から3日にかけて開催される箱根駅伝が近づくなか、毎年話題となるのが『ドラゴンボール』の悪役に扮した名物応援団「フリーザ軍団」です。今回は、軍団の一員として活躍するコスプレイヤー・ジュリパンちゃんの「ザーボン」コスプレを紹介します。
ジュリパンちゃんは2023年、バラエティ番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)に出演し、圧巻のコスプレクオリティーを披露。その一方で「コスプレが職場の人にバレないかドキドキしている」という可愛らしい悩みも明かし、話題となりました。
彼女がコスプレを始めたきっかけは、友人に誘われて参加したイベント。そこで『ドラゴンボールGT』のパンちゃんを演じたのが最初でした。作品への愛情と創作意欲が高まるなか、次に挑んだのがザーボン。もともとフリーザが好きで、女性でも表現できてフリーザと関わりのあるキャラクターを探した結果、辿(たど)り着いたのだと言います。
特に心を打たれたのは、ザーボンが変身する直前の名シーン「ただパワーが増すだけだ! 圧倒的にな!」。美を重んじるザーボンが覚悟を決める瞬間に強く惹かれ、その印象がコスプレへの意欲につながっています。
ザーボンを演じ続けて約5年。箱根駅伝での応援を含め、コスプレ回数は20回を優に超えるといいます。その間、マントの色味やウィッグの形など細部を少しずつ調整し、常にアップデートを重ねてきた。また、イベントに気軽に参加できる「洋服のような戦闘服」と、スタジオ撮影用に造形した「本格仕様の戦闘服」の2種類を自作し、シーンに応じて使い分けています。
制作で最も苦労したのは、ザーボン独特の髪型の再現。ウィッグをふたつ組み合わせたり、前髪を画用紙で立ち上げたりと、原作の形に近づけるためにさまざまな工夫を凝らしています。また、緑色の肌をどう見せるかも重要で、全身タイツはメイクした顔の色と自然に馴染むように、何度も色味を調整しながら染め上げました。
さらに、彼女が「フリーザ軍団」に入ったきっかけもユニークです。もともと大学時代から社会人になってもチアリーダーとして箱根駅伝に参加していたところ、箱根駅伝フリーザ軍団の一員シャケーザから「チア経験があり、ザーボンのコスプレもしているなら、フリーザの部下として応援してみないか?」と誘われたのだと言います。こうして軍団に参加することになり、見た目はザーボン、中身は駅伝を愛するチアリーダーとして、全力で声援を送り続けるスタイルが確立されました。
自身の「好き」を全力で表現し、作品への敬意と工夫を惜しまず作り込み続ける姿勢が、彼女のコスプレをさらに輝かせています。
(乃木章)



