「EZY」の意味は? なぜキャラ一新? 明かされた『パトレイバー EZY』の誕生経緯
「ぶっちゃんの部屋 パート1」オフィシャルレポート全文 その1

今回のイベントでは、出渕裕監督とプロデューサーの真木太郎さん(株式会社ジェンコ代表取締役)が登壇し、さまざまな秘話さく裂のトークで会場を沸かせました。
登壇すると挨拶も早々に、出渕監督は「このイベント名を初めて聞きました!俺聞いてなかった!」と突っ込みを入れると会場が早くも笑いの渦に。さらに「実写版のときに“マモルの部屋”(押井守監督のトークイベント)があったので、対となるイベント名にしたかったのかな。まあそれはいいとして、早くもパート2も決まっています。次回は伊藤さんとゆうきさんと、1回限りかと思っていた初日舞台挨拶以来に、また3人で」と続けました。
トークパートが始まると、監督は「今日はなんでも聞いてください」と早くもぶっちゃけモードに。本作のプロデューサーである真木さんは冒頭で「『アーリーデイズ』から関わらせていただいています。OVAがヒットして、やるなら劇場版までやろうぜ! という想いがありました。イングラムが動いていないので、とにかくバトルしてくれよ! と押井監督に頼んで、劇場版1(『機動警察パトレイバー the movie』)を作っていただきました」と懐かしそうに語ります。
続けて『EZY』の企画が始まったきっかけを問われると、「実写版があった上で、ちゃんとアニメでも改めてやりたいとなり、再び動き出しました。実は、真木さんが色々と絡み合った糸を整理してくださったおかげで、この『EZY』ができたんです」と、出渕監督が立役者として真木さんを紹介。真木さんは「『EZY』でキャラクターが一新されたことで、こういうやり方もあるのか、と新たな発見でしたね。ある程度のことを守れば、この作品はすごく汎用性がある。最初の打合せのときに、野明とか遊馬の年齢が今何歳かという話になって。さすがにもう(イングラムには)乗ってないよねというところで、じゃあ新しいキャラクターを作るか。と」と企画当初のエピソードに触れると監督も「それしかないかなと思ったんです。もちろん昔のキャラクターが好きな方もたくさんいると思うんですが、じゃあもう一度1998年を舞台にして作品を作るのは、それもちょっと変だよねと思ったので」と答え、貴重な企画当初のエピソードに、会場も引き込まれます。
『EZY』の由来について問われると、「出渕の『EZY』じゃないですよ」とニヤリと笑う出渕監督。『EZY』とはIT用語であるデータ量の単位(エクサ・ゼタ・ヨタ)の頭文字を並べたものだそうで、「伊藤さんが考えてくれていた別案もあったのですが、最終的に真木さんが“EZYかっこいいじゃん!”って言ってくださって決まりました」。キロやメガの先にある「まだ来ていない次世代の未来」を指し、「次世代のパトレイバー」という思いが込められているそう。続けて「長く続けば、『EZY』というタイトルを活かした話も作れたらいいなと思います」と、この先を期待させるコメントに会場の熱気も高まります。


