【漫画】アニソンをかけながらオペ! オタク医師が“萌えマンガ“で年配の患者を救う?
オペ中に患者をリラックスさせるためクラシックをかける医師。しかし患者が麻酔で眠ったとたん、「曲変えて!」と指示します。流れてきたのはアニソンで……。漫画家・森脇かみんさんの医療コメディマンガが反響を呼んでいます。
こんな医師がいたら素敵! 患者を勇気づけたオタクカルチャー
オペ中に患者をリラックスさせるためクラシックをかける医師・須藤先生。しかし患者が麻酔で眠ったとたん、「曲変えて!」と指示します。流れてきたのはアニメソングで……。
漫画家・森脇かみんさん(@kamin88)による創作マンガ『オタクの医者が患者をオタに染める話』がTwitterで公開されました。本作品は「サイコミ」で連載されていた、アニメやマンガが大好きなオタク医師が主人公の医療コメディ『サブカルメディカル』の第1話。読者からは「いい話」「面白い」「こんな先生いたら病院生活楽しそう」などの声があがりました。
作者の森脇かみんさんに、お話を聞きました。
ーー森脇かみんさんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。
漫画家になるために、いろいろな出版社に原稿持ち込みをしていたんですが、そんななかで「コミティア」というオリジナル専門の同人即売会での出張編集部で、当時の担当さんと出会い、そこで作品を気に入っていただいて、とんとん拍子でデビューが決まった感じです。
ーー『オタクの医者が患者をオタに染める話』のお話はどのようにして生まれましたか?
実は、もともと医者になるために医学部に在籍していた経歴がありまして。結局、中退して漫画家になってるんですが(笑)。その経歴から、医療現場に友人や知人も多く、また自身も臨床の現場で学んだそれなりの医療知識があるということで、担当さんに「こういうマンガも描けるんですが」という感じで見せた「医療現場あるあるマンガ」のラフネームが形を変えて連載になりました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「こういうドクターがいたらいいのに」という言葉は連載当時から聞いていて、現代の医療現場が目の回るような忙しさなのは知っているので、マンガのようにオタトークしてくれたり、ものすごく親身になってくれるドクターと出会えていない方が多いのかな、と思いました。
実際、主人公は友人のドクターを何人かモデルにしているので、似たような医療を実践しているお医者さんは実在するんです。医者のオタクは意外に多いというのが私の所感ではあります(笑)。
ーー『サブカルメディカル』の電子書籍が発売中です。見どころなどをご紹介いただけますか?
主人公の須藤先生がかなり優秀なのにオタクというギャップ感を感じていただけたらうれしいな、と。あとは、あまり表では見えない医療現場の医療従事者側からのあるあるを描いているので、そうした部分を面白がっていただければ幸いです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
実は商業マンガ連載を控えているので、そちらが発表になれば、またTwitterで告知させていただければと思います。それまでは『サブカルメディカル』の続きを載せていきつつ、オリジナルのショートマンガも発表したいですね。
また、私が参加している「teamHEADLEIN」というマンガ創作集団があるんですが、そちらでやっている『魔女ノ結婚』という作品も連載が始まったので、告知やイラストなどを載せていければと思います。どの作品も今後ともよろしくお願いいたします。
(マグミクス編集部)