『名探偵コナン』に隠された「ガンダムオマージュ」の数々。細かいけど愛があふれてる?
1994年から「週刊少年サンデー」で連載が始まり、今やすっかりミステリーマンガの代名詞となった青山剛昌さんの『名探偵コナン』で、赤井秀一や安室透など一部のキャラ名がガンダムシリーズをモチーフにしているのは有名な話です。同作に散りばめられた“ガンダムオマージュ”の細かさに感心するファンも少なくありません。
数えきれないほどのオマージュ、どれだけわかる?

いまや国民的人気を誇る青山剛昌さんのマンガ『名探偵コナン』では、工藤新一や江戸川コナンを筆頭に、数多くの魅力的なキャラクターが生まれてきました。一方、同作に登場する一部のキャラ名が、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』シリーズをモチーフにしているのも有名な話です。特に、赤井秀一と安室透の名前の由来は広く知られていますが、同作にはさらに細かい“ガンダムオマージュ”が散りばめられているのです。
赤井秀一にシャア役の声優・池田秀一さんの名前が含まれているように、スコッチのコードネームを持つ諸伏景光(ひろみつ)も、声優由来と噂されるキャラのひとりです。『新機動戦記ガンダムW』の主人公ヒイロ・ユイの“ヒイロ”と、キャラクターボイスを務めた緑川光さんの“光”からつけられたといわれています。
ガンダムオマージュはつい声優と結びつけがちですが、もちろんそれだけではありません。たとえば安室が暮らすアパートは「MAISON MOKUBA」という名称で、『機動戦士ガンダム』作中で「木馬」と呼ばれた“ホワイトベース”が登場。またアムロ・レイが搭乗するガンダムの形式はRX-78であり、安室の愛車“マツダ RX-7”と1文字違いです。ちなみにスピンオフ作品『名探偵コナン ゼロの日常』で、安室は野良犬にハロと名づけて飼い始めますが、こちらは『機動戦士ガンダム』に登場するロボット“ハロ”そのままですよね。
赤井の妹で高校生探偵の世良真純は、シャアの妹である“セイラ・マス”の響きにそっくり。また世良が愛用するバイク「XT400E アルテシア」も、セイラ・マスの本名“アルテイシア・ソム・ダイクン”が由来となっているそう。
他にも『名探偵コナン』には数々のガンダムオマージュらしきネタが見つかっていて、ファンからも「青山先生どんだけガンダム好きなんだ!」「ガンダムネタを見つけた時、本編とは別にゾクってするよね」といった声があがっています。今後登場するかもしれないオマージュキャラに目を光らせながら、『名探偵コナン』の世界を楽しんでみてはいかがでしょう?
(マグミクス編集部)