【漫画】がんサバイバーが描くママ友との交流 前向きに生きるパワーをもらえる体験記
KAKOさんは、肺と咽頭と食道という3か所のがんの経験者。そんな彼女が、家族ぐるみで親交のある“みこママ”さんとの友情を描き、Twitterで公開しました。読後にポジティブな気持ちが湧いてくるマンガです。
病気の経験がない人にとっても楽しく“生き抜く”ためのヒント

肺と咽頭と食道という3か所のがんを経験し、現在は腸ろうなどの在宅治療を続けているKAKOさん(@isinnkodesu)。家族との生活や日常で感じたことなどを、精力的にTwitterで発信しています。そんな彼女が、いわゆる“ママ友”の関係にあり、“同志”でもある親友の“みこママ”さんとの交流を描いたマンガを公開しました。
病気というひとつの出来事を通じた体験記ではありますが、友情や前を向いて生きることの楽しさこそを、より強く感じさせてくれるマンガです。読者からは「こんなふうに一緒に乗り越えられるっていいね」「おふたりとも優しくて強い」などの感想が寄せられています。
作者のKAKOさんに、お話を聞きました。
ーーKAKOさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
がんの治療が落ち着いた頃、気分転換のつもりでブログを始めました。その過程で、自分表現の方法として、マンガに出会いました。
ーー今回のお話をマンガに描いて公開したのは、どのような思いからでしょうか?
あるドキュメンタリー番組で、若年層のがん特集を見ました。それを見ながら、ある日突然に若くして病気と向き合わざるを得なくなった人びとの気持ちを、私とみこママの経験を元に、マンガで表現してみたくなりました。
ーー作品に対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。
たくさんのコメントをいただきましたが、特に「同情と共感力は違うと感じた」という言葉が印象に残りました。私が表現したかったキーワードだと。

ーーマンガのなかでは描き切れなかったことや、読者の方に改めて伝えたいことなどがありましたらお願いします。
私のマンガは、私の小さな経験を元に表現してあり、特別な出来事は何ひとつありません。ですから健常者も病気を経験された方も、マジョリティもマイノリティの方も、ぜひご自分の経験として読んでいただけたらと思います。
ーー5年が過ぎて、みこママさんに今あらためて伝えたい言葉はありますか?
友情と思いやりに、感謝を込めて。私たちは、生き抜く力を持っていると、信じています。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
このままTwitterでマンガを発表していければ、幸せな日々です。
(マグミクス編集部)