『名探偵コナン』小五郎の活躍回が名作揃いだと話題に。時にはコナンをこえる推理も!
長年愛されている国民的マンガ『名探偵コナン』は、基本的には主人公・コナンがさまざまな事件を解決していくストーリーですが、最近ネット上では毛利小五郎の活躍回が名作だと話題になっています。普段はコナンの活躍の陰に隠れて頼りない印象の小五郎が、自力で推理をする姿に惚れるファンが多いようで……?
知り合いが絡むと本気を出す……?

『名探偵コナン』に出てくる毛利小五郎といえば、ヒロイン・蘭の父親で探偵事務所を営む元警視庁捜査一課の刑事。しかし元刑事でありながら推理力は低く、1巻では探偵事務所に全く依頼がこないことを蘭に怒られるほどの駄目オヤジキャラです。
基本的に、コナンが小五郎を眠らせている間に彼を装って推理をするのがお約束の展開なため、小五郎自身が活躍することはなかなかありません。しかし普段は頼りない印象の小五郎ですが、自らの力で事件に挑む回もあり、ファンからは「小五郎の活躍回は名作だ」という声も相次いでいます。
※この記事では、作中の事件の結末に関わる記述があります。
小五郎が推理を披露する話のなかで特に熱いと好評なのが、「小五郎の同窓会殺人事件」です。容疑者は小五郎の親友4人という辛い展開のなか、小五郎は「この犯人はこの事件だけは許せねえ」「必ず俺が暴いてやる絶対にな!」と宣言しました。
最初は普段通り小五郎を眠らせて事件を解決しようとしていたコナンも、小五郎の意志を尊重して推理を託すことに。「わかったよ、おっちゃん」と腕時計型麻酔銃を構えた手を下ろすシーンは、グっとくるものがあります。
その後推理を続けた小五郎は、ついにトリックを暴いて殺人犯を言い当てる展開へ。「ここぞって時に頑張れる小五郎のおっちゃんに惚れてしまう」「いつもはダメダメな小五郎が活躍するのがたまらない」など、多くのファンの心を動かしたエピソードとなっています。
一方、コナンが間違った推理をして、小五郎が正解を導き出した「見えない容疑者」も、名作と名高い回のひとつ。事件の重要人物で小五郎の昔馴染みである雨城瑠璃のことをコナンは“犯人の愛人”だと考えていましたが、小五郎は“犯人の娘”と見抜いた上で瑠璃が犯人を庇っていることまで当てます。
犯人が見せた表情から「父親」と確信した小五郎の推理は、コナンも「やるじゃねーか」と称賛するほど。人生経験からコナンを上回る洞察力を発揮する小五郎の活躍は、まさに大人の魅力が詰まった回といえるのではないでしょうか。
時おり意外な力を発揮する毛利小五郎。次はどんな推理で私たちを熱くさせてくれるのか、楽しみなところです。
(マグミクス編集部)