『ふしぎの海のナディア』展が開催中。30年前の制作現場の息づかいまで体感!
『ナディア』を作り上げたスタッフの情熱が体感できる

ブルーウォーターの先は、当時のさまざまな資料が展示されているゾーンです。初期の企画書やセル画、キャラクターの初期デザイン、絵コンテ用紙に鉛筆で書かれた全39話の構成案など、貴重な資料が次々と姿を現します。
何よりも驚かされるのは、これだけの資料が現存していたことです。資料のなかには走り書きのようなものも残されており、30年以上もの間、大事に保存されていたことがうかがえます。タイトルロゴの試作案ひとつをとっても、方眼用紙に紙を貼りつけて作られたものや、半紙に筆と墨で描かれたものなどさまざまです。
貞本義行氏や前田真宏氏のイメージボードに見惚れながら足を向けた先には、ナディア、ジャン、マリー、キング、グランディス、サンソン、ハンソン、ネモ船長、エレクトラのキャラクター設定画とセル画が待ち受けています。そのすぐそばにはガーゴイルやノーチラスのクルーたちの資料も展示されています。
ここからは本編に沿った資料展示です。1話から3話までのエリアでは、監督の直筆プロットや、ナディアの衣装の設定画、ブルーウォーターの細やかな設定などを見ることができます。4話から12話までのエリアでは、ノーチラス号の原画やフィギュアがずらりと並ぶ壮観な光景を目にすることができます。また、グラタンの設定画も展示されています。細部にわたる動きの指定に、こだわりを感じ取ることができます。
13話から22話までのエリアでは、ネモ船長とエレクトラの迫力あるシーンの展示が行われ、23話から35話までのエリアでは、無人島での生活が描かれます。そしてクライマックスとなる36話から39話までのエリアでは、N-ノーチラス号の雄姿やナディアの凛々しい表情を見ることができるでしょう。
展覧会のラストに近づくと、やはり森川美穂さんが歌うエンディングテーマ「Yes, I will…」と、成長したマリーが仲間たちのその後を語る映像が流されています。メインキャストに加えて森川さんのサインも展示されています。
同イベントの開催は9月26日(日)まで。かつて『ナディア』に夢中になった方々はもちろん、最近『ナディア』を知った方にもご覧になることをお勧めします。『ふしぎの海のナディア』という作品がどのように作り上げられていったのかを、見ることができるでしょう。
(早川清一朗)
(C)NHK・NEP
●「ふしぎの海のナディア展 -放送開始30年記念-」
日程:2021年9月26日(日)まで開催中
会場:東京ソラマチ(R) 5階 スペース634(東京都墨田区押上1丁目1-2)
開催時間:土日祝日 10:00~19:00/平日13:00~19:00(最終入場は18:00)
入場料:当日券1800円(税込)









