盛り上がるジャンプの「敵vs敵」の戦い 実力者同士、主人公と違う容赦のなさも魅力
スポーツマンガのライバル強豪同士も熱い!
●『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』ディアボロ(ドッピオ)vsリゾット・ネエロ
スタンド能力を駆使した数々の頭脳戦が描かれる『ジョジョの奇妙な冒険』において、ベストバウトと名高いのが5部のパッショーネのボス・ディアボロと暗殺チームのリーダー、リゾット・ネエロの戦いです。
5部前半でジョルノたちを散々苦しめてきた暗殺チームのトップと、ブチャラティ相手にシリーズでも屈指の無敵の能力「キング・クリムゾン」を見せた正体不明のボスの頂上決戦であり、互いに一歩も譲らない百戦錬磨の攻防を見せました。ディアボロが正体を隠すためにもう一つの人格ドッピオの姿をしていた(能力がフルに使えない)ことを差し置いても、ラスボスをここまで追い詰めた悪役は珍しいのではないでしょうか。
「磁力」で「鉄分」を操るリゾットのスタンド「メタリカ」の使い方や、ブチャラティたちがボスの正体を探るためにすぐそばまで迫っているという状況も巧みに利用した二転三転する展開で、初見時は「あれ?これ本当にどっちが勝つんだろう?」と本気でハラハラした名勝負でした。
●『スラムダンク』陵南vs海南
スポーツマンガの「敵vs敵」で代表的なのが、バスケマンガの金字塔『スラムダンク』の陵南高校と海南大付属高校の試合です。どちらも作中で湘北に勝っている強豪同士の注目試合でした。
陵南のエース・仙道のポイントガードとしての意外な適性や、復帰したばかりの問題児・福田の高い実力が発揮される前半、そして後半からは清田の意地のダンクからの海南の追い上げで大接戦となります。最後の牧と仙道のトッププレイヤー同士しかわからないハイレベルすぎる攻防や、魚住の「俺じゃない、うちの仙道がやる」、陵南チームメイトたちの「それでも仙道なら…仙道ならきっと何とかしてくれる…!!」の名ゼリフも有名な重要試合でした。
●『火ノ丸相撲』久世草介vs天王寺獅童
スポーツマンガの個人戦で取り上げたいのが、数々の名勝負が描かれた相撲マンガ『火ノ丸相撲』での、全国大会個人戦準決勝、久世草介vs天王寺獅童の「国宝対決」となった一番です。横綱のDNAを引く天才・久世と、高校相撲最強力士にしてデータの鬼でもある天王寺、まだ全力を見せていなかった最強同士の戦いとして大いに盛り上がりました。
この戦いは、両者ともに主人公・火ノ丸に勝った最強力士であり、主人公との再戦前にどちらが強いか決まってしまうという、ジャンプ作品のなかでも割と珍しい一戦でもあります。両者ともに試合中に覚醒して一進一退の攻防を見せ、勝者も敗者もどちらもさらに株を上げ、火ノ丸との再戦への期待値もアップさせた、同作を代表する大一番でした。
(マグミクス編集部)