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『トルネコの大冒険』欲望に負けがちな4シーン「心的ダメージ強すぎ」「思考力を失う」

「1000回遊べるRPG」として30年近くも愛されてきた『ドラクエ』外伝ゲーム「トルネコの大冒険 不思議のダンジョン」シリーズ。何度挫折してもまた遊びたくなる、不思議な中毒性はいったいどこからくるのでしょう。そこにはプレイヤーの欲望をかきたてる秘密がありました。

ひとつも逃したくないアイテム欲

PlayStation 2用ソフト『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン3』(チュンソフト)
PlayStation 2用ソフト『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン3』(チュンソフト)

「1000回遊べる」がキャッチフレーズのRPG『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』(以下、トルネコ)は、何度プレイしてもなお、再びチャレンジしたくなるゲームです。1000回どころか一生遊べるといっても過言ではないかもしれません。第1作が発売されたのは30年近く前の1993年(第2作は1999年、第3作は2002年)ながら、いまだに遊び続けている人も多い沼ゲームです。いちど遊んだらもうとりこ。いったいなぜプレイヤーたちは『トルネコ』沼に落ちてしまうのでしょう?

 実は『トルネコ』世界の冒険はアイテムによって左右される部分が大きいため、プレイヤーたちの欲望が刺激されまくるのです。そして、自分の欲に負けて力尽きた挫折感は、実に絶妙。あの時ムリして拾いにいかなければ、ほどほどで止めなかった自分を罵倒したい……そんなモヤモヤを解消すべく、プレイヤーたちは再びダンジョンに向かってしまうのです。

 今回は『トルネコ』ワールドで欲望に負けがちなシチュエーションをご紹介します。(作品によって設定の違いがあるため『トルネコ3』を基本にしています)

●アイテムをひとつも逃したくない!

『トルネコ』の基本は、入るたびに地形の変わるダンジョンでモンスターと戦いながら、アイテムを集めていくことです。少しでも攻撃力の高い武器、強固な盾、特殊効果が頼りになる草や指輪や巻物などなどを手に入れることで、トルネコは徐々に戦いの力を蓄え、より強いモンスターが待つダンジョンの深層まで潜っていけるようになるのです。

 けれども持てるアイテム数の上限は20個。食糧や武器を拾っていればすぐに満杯になってしまいます。アイテムを見つけたのにもう持てないとは、悔しいにもほどがある……のですが、そこにさん然と登場する(落ちている)のが「保存の壺」。壺にアイテムを収納すれば持てる総数が格段に増えるのです! という、よく考えれば普通のことがなんとうれしかったことか。

 さらに保存の壺以外にも、次々と魅力的な壺が登場してきます。武器などのアイテム同士をかけ合わせて強さや特殊能力を合体させる「合成の壺」、入れたアイテムを別物に変える「へんげの壺」、アイテムを倉庫に送れる「倉庫の壺」などなど、とにかく壺さえあればまだまだ拾えると、アイテム欲を満たしてくれるのです。

 ただし、出し入れ自由なのは保存の壺だけで、それ以外の壺からアイテムを取り出すには壁にたたきつけるなどして割らなければなりません。なので、うっかり危機回避アイテムを保存の壺以外に入れてしまったら、いざという時に使えず、そのまま撃沈することも。また、合成に合成を重ねた最強武器を取り出すために壺を割り、床に落ちたその武器を拾おうとした瞬間に落とし穴に落ちる……など心折れる事態もまれではありません。その後は心的ダメージが強すぎて冒険失敗へ一直線。のちのちまで「あの武器があれば……」と未練をひきずることになります。

【画像】キャラいろいろ!『不思議のダンジョン』で好きなのは?(5枚)

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