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なぜスレッガーがいる?「ククルス・ドアンの島」事前に知っておきたい旧アニメ版との違い

よりリアルさを追求したため変更された設定の数々

旧アニメ版の「大佐」から「中将」へと二階級特進を果たしたマ・クベ。画像は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』16巻(KADOKAWA)
旧アニメ版の「大佐」から「中将」へと二階級特進を果たしたマ・クベ。画像は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』16巻(KADOKAWA)

 それでは今回の劇場版を観る前に、旧作と『オリジン』の設定的な違いをいくつかチェックしてみましょう。

 デザイン的にはディテールが追加されている程度に見える主役MS(モビルスーツ)の「ガンダム」ですが、実はコア・ファイターが搭載されていません。これには「オモチャのための設定でリアリティがない」からだそうです。しかし、この設定は若干の修正が行われ、ジャブローで「コア・ポッド」という脱出システムが組み込まれました。

 ちなみにコア・ファイターは普通の戦闘機として登場し、それを利用したコア・ブースターは今回の劇場版でセイラ・マスが搭乗しています。

 また、ガンタンクとガンキャノンの設定も大きく変わっていました。旧作では共にガンダムと同じく「V作戦」で開発されたMSという設定でしたが、『オリジン』ではザク開発以前から10年以上前に量産化された大型主力戦車がガンタンクで、ガンキャノンはザクIに対抗して開発・実戦投入された地球連邦軍初の量産型MSという設定になっています。

この他、ジムの実戦配備がグフと同時期になっていて、オデッサの作戦前にはかなりの数が戦場に投入されていました。もちろんホワイトベースにも配備されており、スレッガー専用のカラーリングがほどこされたタイプも今回の劇場版で登場します。

 旧作との違いはキャラにもありました。旧作ではパイロットの少なさから活躍の機会が多かったカイ・シデンとハヤト・コバヤシでしたが、『オリジン』ではサイド7襲撃の時点で生き残った兵士も少なくなかったことから目立った活躍はあまりありません。もっとも今回の劇場版では、事前に発表されているパイロットが少ないことから活躍が期待できそうです。

 逆に旧作以上に『オリジン』で活躍していたのがジョブ・ジョンでした。アムロ・レイに次ぐホワイトベースのパイロットという立ち位置でしたが、今回の劇場版ではガンペリーのパイロットという一歩引いた立ち位置にいます。

 立ち位置の変化といえば、階級が大きく変わったキャラもいました。それがマ・クベです。旧作では大佐でしたが、『オリジン』ではジオン公国軍地球侵攻軍総司令・中将に設定され、二階級も昇進しています。これも旧作で疑問視されていた部分だそうで、立場に相応しい階級となりました。

 こうした『オリジン』で改変された設定を事前にチェックすることで、いよいよ公開となる劇場版『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』を存分に楽しめればと思います。

(加々美利治)

【画像】ガンダムのデザインも微妙に違う! 「ククルス・ドアン」に登場するMS(4枚)

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