感情が表に出ない最強キャラたち 殺し屋、ヒーロー、スナイパー…個性派が勢ぞろい!
感情の薄さはミステリアスな魅力を引き立てる

●『ゴールデンカムイ』の尾形百之助
『ゴールデンカムイ』の尾形百之助も、感情が表に出ない最強キャラのひとりです。複雑な家庭環境で育ち、まったく光の灯っていない黒い瞳は、怒っているのか喜んでいるのか、ほぼ読み取ることができません。アシリパ(リは小文字)たちとの旅のなかでは、食事をしたときに一度「ヒンナ(食事に感謝する言葉)」とつぶやくなど、少しは人間的な感情を持ったようにも見えますが、どこまでもミステリアスな男です。
一方で、戦いの実力に関しては誰が見ても一級品。300m以内の距離なら確実に相手の頭を撃ち抜ける射撃の腕前を持ち、状況に応じた判断力も優れています。途中片目を失っても残った目で再び実力を取り戻すなど、タフさも持ち合わせていました。
●『斉木楠雄のΨ難』の斉木楠雄
『斉木楠雄のΨ難』(集英社)の主人公・斉木楠雄は、胎児の頃から超能力に目覚め、その気になれば人類を滅ぼせるほどの力の持ち主。その能力を抑えるために、頭に制御装置を付けていたり、相手の石化を防ぐためにメガネを掛けていたりと工夫しています。そして、無敵の超能力でなんでも簡単にできてしまうため、達成感や喜びを味わったことがない、自称「生まれつき全てを奪われた人間」です。
超能力を隠すために平均的な人物になりきり、表情もほぼ変わることなく、口調も高校生とは思えないほど冷静です。しかし好物のコーヒーゼリーを前にすると機嫌がよくなるなど、実は感情豊かな部分も持っており、最強すぎる力が少し不憫に感じられます。
●『クレヨンしんちゃん』のボーちゃん
最後は『クレヨンしんちゃん』のボーちゃんです。5歳児ながら、大好きな石のこと以外では滅多なことで表情が崩れたり、感情を取り乱したりすることはありません。
しんのすけたちが困ったときにヒントになるようなアイデアを思いつくことも多く、5歳の子供にしては十分すぎるほどの大物です。その戦闘(?)能力も素晴らしく、劇場版では鼻水が武器となったり、意外な身体能力を見せたりと、毎回頼れる存在。また、鼻水を操って物を取ったり、汚れをキレイにしたりと技のバリエーションも豊富です。
ほかにも『ゴルゴ13』のデューク・東郷など、まだまだ数多く存在する「感情が分かりづらい、薄い最強キャラ」。皆さんが思い浮かぶのは誰でしょうか。
(吉原あさお)

