長野辰次の記事一覧
長野辰次
フリーライター。映画、アニメ、小説、マンガなどのレビューや作家インタビューを中心に、「キネマ旬報」「映画秘宝」などに執筆。現在公開中の『八犬伝』(キノフィルムズ配給)の劇場パンフレットなどにもレビューを寄稿している。
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『崖の上のポニョ』物語の「破綻」すら魅力に変える、宮崎監督の凄み
2019.08.22国民的アニメーション作家、宮崎駿監督の人気作『崖の上のポニョ』が2年ぶりにテレビ放映されます。アンデルセン童話「人魚姫」をモチーフに、宮崎監督のこだわりとイマジネーションが爆発した作品で、そこには物語のフォーマットにとらわれない、近年の宮崎アニメの凄みを感じ取ることができます。
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『千と千尋』のカオナシと千尋には、身近な問題解決の「ヒント」が
2019.08.15宮崎駿監督の代表作『千と千尋の神隠し』、『崖の上のポニョ』、『天空の城ラピュタ』が2019年8月16日から3週連続でテレビ放映されます。なかでも『千と千尋』の、善と悪とに二分することができない世界観は、現代社会を示唆したかのような内容となっています。同作のキーパーソンである「カオナシ」の存在について解説します。
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不憫すぎる『帰ってきたウルトラマン』の伝説 かつては「帰マン」と呼ばれ…
2019.08.10世代を超えて愛され続ける特撮ドラマ「ウルトラマン」シリーズのなかでも、1971年〜72年にテレビ放映された『帰ってきたウルトラマン』は、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』に続く第3弾として知られていますが、非常に人気の高い前2作の影に隠れ気味の存在です。「新マン」「帰マン」の略称で呼ばれた『帰ってきたウルトラマン』の、思わず判官びいきしたくなる魅力を振り返ります。
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【地上波初放送】『この世界の片隅に』で密かに話題呼んだ「傘問答」の意味とは
2019.08.03戦前ののどかな広島で生まれ育った女性・すずを主人公にした長編アニメ『この世界の片隅に』が、NHK総合で地上波初放映されます。戦時中の市井の人々の日常生活や世相をリアルに描き、大ヒットした作品ですが、現代から見ると「???」となりそうな、『この世界の片隅に』前半の名シーンをひも解いていきます。
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『ドラゴン桜』と比べて分かる!『アルキメデスの大戦』で味わうべき面白さ
2019.07.27最新のVFXによって、不沈艦と呼ばれた戦艦「大和」を甦らせた映画『アルキメデスの大戦』が2019年7月26日から公開中です。さっそく評価の声や期待の声が多くあがっていますが、一方で「戦争映画と思って観に行ったら、違った」との声も少なくありません。同作品には、原作者・三田紀房のもうひとつの代表作『ドラゴン桜』との共通点があります。そこから、映画最大の楽しみどころと作品のメッセージ性が見えてくるのです。
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『なつぞら』の未来であり「ジブリ」の原点。『ホルスの大冒険』を知るとドラマは更に面白い?
2019.07.20アニメ製作会社を舞台としたNHK連続テレビ小説『なつぞら』では、高畑勲監督や宮崎駿監督の若き日を彷彿させる個性的メンバーが、主人公・なつと一緒に新しいアニメづくりに情熱を燃やします。彼らが近い将来制作することになる長編アニメ『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年)は、スタジオジブリの原点ともいうべき作品。そこに集った才能と作品の魅力を知れば、『なつぞら』がさらに面白くなること間違いなしです。
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【金ロー】『サマーウォーズ』に細田監督が込めた『ハウルの動く城』への「返歌」とは
2019.07.19劇場公開から10年が経った『サマーウォーズ』ですが、高校生の健二がわずか3日間で目覚ましく成長する青春映画としてエバーグリーンな輝きを放っています。細田守監督の代表作である『サマーウォーズ』には、かつて細田氏が監督し、途中降板させられたスタジオジブリの『ハウルの動く城』に通ずる、監督の思いが込められていたのです。
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細田守監督が『未来のミライ』の裏側で描いた「生と死」の季節とは
2019.07.12細田守監督のアニメ映画『未来のミライ』(2018年)が日本テレビ系でノーカット初放送されます。4歳児のくんちゃんを主人公にしたユニークな作品で、くんちゃんの暮らす家には壁がない構造になっているなど、細田監督のこだわりを感じさせる内容です。繰り返し見るとさらに興味深い、重要キャラクターの設定を解説します。
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意味がわかると恐すぎる!?『トイ・ストーリー』作品のホラーな魅力
2019.07.092019年7月12日(金)から、最新作『トイ・ストーリー4』の劇場公開が始まります。幅広い層に愛されている『トイ・ストーリー』シリーズですが、明るく楽しいシーンだけではありません。観た人の心に爪痕を残す、人気シリーズの「怖い」側面の魅力に迫ります。
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富野由悠季監督のSF大作『イデオン』が残した、トラウマ級の伝説とは
2019.06.27『機動戦士ガンダム』と並ぶ、富野由悠季監督の代表作『伝説巨神イデオン』は非常にハードな内容でありながら、ずっと記憶に残るSFアニメでした。ポップカルチャーの歴史の中でマイルストーン的な存在となった重要作品として、同作品を紹介します。