映画『ドラゴンボール超』で明かされた新事実の数々 「公式設定」アニメ化の奥が深い!
ゲームで使われていた設定がアニメにも流用される

実はゲーム『カカロット』のストーリーのなかで、人間が獣人になることができる「アニマリン」という薬が出てきます。実は『ドラゴンボール』の世界で動物型の地球人が登場していたのは、このアニマリンが流行していたからだとゲーム内で語られていました。
この流行はブルマが10歳くらいの頃で、キングキャッスルにいた犬の姿をした国王もこのアニマリンを飲んでいたという話が出てきます。この時、レッドリボン軍はアニマリンの粗悪品を資金調達のために販売していたという事実も明かされました。つまり、今回の劇場版でレッドリボン軍の表の顔が製薬会社というのは、このゲームでの設定を生かしたものということになります。
『カカロット』は鳥山先生が新たに考えた設定をもとに作られていますから、そのひとつかもしれません。ちなみにウーロンはもともとブタの姿だったと語っていましたから、動物型地球人は本来存在していて、普通の人間がオシャレ感覚で動物型になっていたようです。
そして、ゲーム由来の設定というとDr.ヘドの登場で、これまで明かされなかったDr.ゲロの家族関係にもスポットが当たりました。
ヘドはゲロの孫で、物語序盤に家系図でそのことが明かされます。この時にゲロの妻と、ヘドの父親になる人物以外の息子の顔が判明しました。その顔に驚いた人もいたことでしょう。ゲロの息子「ゲボ」は、人造人間16号にそっくりだったからです。
実は16号はゲロが若くして戦死した息子ゲボに似せて作った人造人間で、穏やかな性格に作ってしまったために失敗作となり、壊すわけにもいかず封印していたのでした。この設定も鳥山先生が後に語っていたものでしたが、本編で生かされていなかったことから、ファンにも知らない人がいる設定かもしれません。
そしてゲロの妻であるボミ。(映画ではVOMI表示ですが日本語読みを想定してボミと仮称します)ゲームをプレイしたことのない人にはなじみのない顔かもしれませんが、ゲーム『ドラゴンボール ファイターズ』に登場する人造人間21号と同じ顔をしています。
ゲーム中では完全に明かされていなかったのですが、21号の正体はゲロの妻だったらしいことがほのめかされていました。ちなみに21号のデザインは鳥山先生が監修したものですが、これまではあくまでもゲームオリジナルキャラとされています。しかし、今回のアニメ登場で公式設定になったと考えられるでしょう。
ちなみにゲーム『ドラゴンボール ファイターズ』は発売から2年以上経つ本年にも有料ダウンロードコンテンツがリリースされるほどの人気作品です。21号がアニメに登場するかは分かりませんが、今後はいろいろな場所で目にすることが多くなるかもしれません。ちなみにボミはフランス語で「嘔吐」を意味する言葉だそうです。
ほかにもマゼンタがレッドとバイオレット大佐の間に生まれた子供という設定にも驚きました。ひょっとしたらまだ気付かない意外な設定もあるかもしれません。劇場版『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は奥が深いです。
(加々美利治)
※本文を一部修正しました(7月11日11時29分)


