マグミクス | manga * anime * game

映画『ドラゴンボール超』で明かされた新事実の数々 「公式設定」アニメ化の奥が深い!

映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』では、これまでに明かされてこなかったいくつかの設定がアニメ化されました。そのなかには、これまで謎とされてきたゲロの家族の意外な秘密も解明されたのです。

明かされたのは新キャラだけではない? 意外なサイヤ人の秘密も白日の下に

 映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』 (C)バード・スタジオ/集英社 (C)「2022ドラゴンボール超」製作委員会
映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』 (C)バード・スタジオ/集英社 (C)「2022ドラゴンボール超」製作委員会

 絶賛公開中の映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』。ラストシーンに関する情報もいくつか解禁され、ますますファンから熱い注目を浴びています。

※以下の文章には映画のネタバレに関する話題が含まれています。閲覧の際はご注意ください。

 先日、今回の劇場版のラスボスともいえる「最悪の存在」セルマックス、そして潜在能力を最大限に覚醒させたオレンジピッコロ、新たな形態である孫悟飯ビーストなど、物語のクライマックスに登場する新たな戦士たちが明らかにされました。本作の見どころのひとつとされているこれらの形態は、これまでの『ドラゴンボール』劇場版シリーズでは珍しく公開直後の今まで秘密とされていた姿です。

 しかし、実は驚くべきことは他にもありました。劇場版を視聴したファンのなかには気付かなかった人もいたようですが、細かい部分にこれまで謎とされてきたいくつかの新事実があったのです。そこを少しだけ解説していきましょう。

 まずはサイヤ人の子供時代に関してです。今回登場したトランクスと孫悟天はこれまでと違って目に見える形で成長していました。作中のキャラも驚くほどの急成長です。これに関して、サイヤ人は子供の姿から一気に成長するという設定が語られていました。

 確かに孫悟空もピッコロ大魔王の戦い後(エイジ753)、第23回天下一武道会(エイジ756)までの3年間で見違えるように成長しています。トランクスと悟天も、魔人ブウとの戦い(エイジ774)から『ドラゴンボール超』最終回(エイジ779)までの5年の間、まったく成長していなかったのが今回の事件(エイジ782~783の間)で急成長していました。

 これは鳥山明先生が描いたマンガ『銀河パトロールジャコ』で、ジャコが語っていた「サイヤ人は子供時代が長く、青年になるまで幼児体形のままで相手を油断させる。その後、一気に戦闘に向いた体形に成長し、以後ほとんど老化しない」を、言葉で説明するという形で『ドラゴンボール』の世界に取り入れたものです。

 これ以外にも新たに作られた設定というよりも、今までゲームなどで初めて出た設定がアニメに取り入れられたと思われる部分がありました。今回、レッドリボン軍復活をもくろむレッド総帥の息子であるマゼンタの表の顔がレッド製薬会社の社長という設定も、実はゲーム『ドラゴンボールZ KAKAROT(カカロット)』で生まれた設定が元となっているのです。

【画像】映画『ドラゴンボール超』新設定の元ネタ

画像ギャラリー

1 2