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『ドラクエ』君たち「人間」ではと心配になる、一般人ぽいモンスター「倒してよかった…のか?」

「ドラゴン」「スライム」など『ドラクエ』にはたくさんの魔物が出現します。なかには名称と見た目から「一般人」としか思えないモンスターも出現します。本当に倒して良かったのか? 思わずためらってしまう『ドラクエ』の一般人ぽい名称のモンスターたちを特集しました。

改名してますます「一般人」に? どちらが悪か分からなくなる魔物

画像は『ドラゴンクエスト』スマートフォン版(スクウェア・エニックス)
画像は『ドラゴンクエスト』スマートフォン版(スクウェア・エニックス)

『ドラゴンクエスト』には、数多くの魅力的なモンスターが登場します。鳥山明先生デザインのかわいらしいビジュアルも相まって、どの魔物も冒険者の心をワクワクさせてくれました。さて、この『ドラクエ』のモンスターですが、ときどき「君たち、一般人だよね?」と思わず剣を振るうのをためらってしまう者がまぎれ混んできます。具体的に見ていきましょう。

 代表的な例ですと、初代『ドラクエ』に登場した「まほうつかい」です。ローブをまとい、目だけが怪しく光っていますが、厳密に「魔物」かどうか定かではありません。『ドラクエIII』から人間キャラの職業としてパーティーに加えることができる「魔法使い」ですが、最初は魔物として登場しました。

 さらに緋色のローブ姿で上位種に当たる「まどうし」も登場。少なくとも「魔物」界隈では「魔法使い」より「魔道士」の方が格上に当たるようです。さらに物語も終盤、その最上位として「だいまどう」が出現します。仲間になってくれたらどんなに心強いでしょうか。残念ながら彼らは魂を悪に売り飛ばしてしまっているようです。

 なお「だいまどう」ですが、初代では黄色のローブ姿。『ドラクエIV』ではエビルプリースト同様の邪悪な老人の姿、『ドラクエVII』では使い魔を肩に乗せた悪魔の姿とナンバリングを重ねるにつれて徐々に「魔物」感が強まってきました。ようやく安心して倒すことができます。

 この「まほうつかい」系はまだファンタジー的解釈で「魔物」に分類できそうですが、そうでない者も現れます。例えば『ドラクエIII』に登場した、カンダタなどの色違いである「さつじんき」。名称からして物騒この上ないのですが、魔王討伐の途中である「勇者」を前に、よくパンツ一丁でのこのこ現れることができたものです。

 さて、この「さつじんき」ですが、やはり名称になんらかの倫理的な問題が生じたのか、『ドラクエVIII』からはビジュアルはそのままに、違う名前になって登場します。改名後の名前は……「ごろつき」です。大丈夫でしょうか。いよいよ一般人感が拭いきれません。『ドラクエVIII』の頃の説明文には「オノを振り回すマスクの怪人」とあり、魔物である保証がとことん薄いのです。むしろ先方から見れば同様にこちら側も「ごろつき」と表示されていた、そんな気がしてなりません。

 この不安を拭うためにはとにかく勝利をおさめ、「まもののむれをやっつけた」と自分たちのなかで納得するしかないのです。何が善で何が悪かは、また別の問題なのかもしれません。

(片野)

【画像】街にいなかったら魔物と大差ない「一般人」キャラ

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