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『ドラクエ』武器と防具、どっちを先に買う? 子供から大人になって変わったプレイスタイル

子供のころも大人になってもワクワクして挑む『ドラゴンクエスト』シリーズ。初見プレイで同じくらいの心の高揚があっても、無垢な子供時代と効率やメタ推理が利く経験を積んだ大人では、ゲームの進め方に違いが出てきます。そこで、同じ『ドラクエ』シリーズなのに、幼少期と大人での異なるゲームプレイに臨む思考を考察します。

子供と大人、『ドラクエ』のプレイスタイルの違いとは?

『II』のロンダルキアへの洞窟には最強武器「いなずまのけん」があるが、再び戻ることを嫌うプレイヤーはゲットせずクリアすることも 『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』 (スクウェア・エニックス)
『II』のロンダルキアへの洞窟には最強武器「いなずまのけん」があるが、再び戻ることを嫌うプレイヤーはゲットせずクリアすることも 『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』 (スクウェア・エニックス)

 第一作目の『ドラゴンクエスト』が発売され約37年。脈々と続くシリーズとともに我々ユーザーも大人になりました。ふと気付くと、無垢な子供時代と効率やメタ推理が利く経験を積んだ大人では、ゲームの進め方に違いが出てきています。そこで、同じ『ドラクエ』シリーズなのに、幼少期と大人での異なるゲームに臨む思考を考察します。

●難関は慎重派か、宝箱の回収効率を優先か?

 かつて「復活の呪文」という忌まわしき文字列があった『ドラゴンクエスト』シリーズ。死んだらデスルーラで強制帰還、さらにお金を半分没収という地獄のような仕打ちがありました。このため『ドラクエII』のロンダルキアの洞窟のような難関ダンジョンを初手で挑むときは、迷いはするものの導線以外の探索などはせず、最短でゴールを目指したものです。その後、何度も訪れ、貴重品をゲットしたら帰還を繰り返すという冒険をしていました。

 しかしゲームが進化し自分も成長したころ、セーブというお手軽記録が導入されます。するとリセットを押せばなかったことにできるため、難関がやって来ても無茶な冒険をズンズン進み、効率重視で1回で貴重品を取れるだけ取るというプレイスタイルになっていきました。

●武器購入が先か、防具が先かという悩ましい問題

『ドラクエ』において稼いだゴールドを武器に振るか防具に振るかは、常に悩ましい問題です。たとえば武器はひとつしか持てませんが(持ち替えは別として)、防具は兜、鎧、盾と3つで構成され、トータルで考えると、防具の費用がかさみます。

 とはいえ、いつまでも貧弱な武器ではダメージが通りません。皆さんの子供の頃はどちらを優先して買っていましたか? 私は防具で、理由は「死んだら終わりだからHPを守るための防具を優先」でした。

 しかし大人になると、プレイ時間も限られてきて防具購入の資金稼ぎが思うようにいかず、先に武器を購入することが多くなりました。HPのピンチに対しても「やり直せるから…」というメタな視点でプレイするので、防具はストーリーの導線上でお金がたまったときや、敵のドロップ、ダンジョンでの宝箱で拾えたら身に着けるといった、「防具は二の次」になってしまいました。

 この問題については、かの論破王ひろゆき氏も一撃でモンスターを倒せばこちらはノーダメージであるため、優先するのは武器との主旨の主張をしており、小学生のときに気付いていたとも語っています。

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