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【春アニメ1話レビュー】『進撃の巨人』本作最大の真実と「海」に近づく、第3期パート2

壁の中のエレンたち、「海」と出会う

「進撃の巨人展FINAL」(C)諫山創・講談社/進撃の巨人展FINAL製作委員会(C)HK/AOTFE
「進撃の巨人展FINAL」(C)諫山創・講談社/進撃の巨人展FINAL製作委員会(C)HK/AOTFE

 今回のアニメseason3は、物語の佳境となるパートです。今まで敗戦、良くても防戦一方であった人類がついに反撃に転じ、本作の大きな秘密に近づいていきます。

 その人類の大きな躍進には、エレンの巨人化がありました。母親を目の前で巨人に食べられたエレンが、巨人になる能力を秘めていました。さらにエレンたちと共に戦っていたライナー(CV:細谷佳正)とベルトルト(CV:橋詰知久)がそれぞれ「鎧の巨人」と「超大型巨人」の正体であることが明かされます。

 エレンたち調査兵団は、人類が壁の中に隠してきた大型の巨人の秘密といった数々の真実近づきますが、人類をまとめる王族や貴族たちにより反逆者の汚名を着させられてしまいます。
 
 兵団の団長エルヴィン(CV:小野大輔)、分隊長にして巨人マニアのハンジ(CV:朴ロ美)、そして、人類最強の長リヴァイ(CV:神谷浩史)らは、エレンらとともに王政に対してクーデターを起こし、王を退位させ、新しい王を擁立します。そして、悲願である「ウォール・マリア」の奪還作戦を決行するのです。

 今回のシーズンからは、巨人化する能力を持つキャラクターたちの心情や人となりが描かれます。『進撃の巨人』の代名詞”立体機動装置”を使った縦横無尽の動き、巨人の大群など、見どころが数多くあります。

 先行公開されたシーズン3のビジュアルではエレンが「海」を見つめるシーンが公開されました。壁の中が世界だったエレンたちからすれば、得体の知れない漠然とした存在の「海」。そして「海」に至るということは、壁の中を飛び出し巨人の脅威から抜け出したことを示唆しています。

 アニメ放送開始に合わせて、全国各地で人気だった「進撃の巨人展」が7月から始まります。「進撃の巨人展 FINAL」となるこの展示も、あわせて楽しみたいところです。

(二木知宏)

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