胸エグられる「鬱アニメ」・3選 5月病に効く? 「現実の方がマシだわ…」
めった刺しから拷問まで…容赦ない鬱描写
●『ひぐらしのなく頃に』(2006年4月~放送)

昭和58年の初夏。前原圭一(まえばら・けいいち/CV:保志総一朗)は、自然豊かな集落・雛見沢村に都会から引っ越してきました。小さな村ということもあり、学校は村にひとつだけ。しかも、全学年を合わせても15人いるかどうか。しかし圭一は、学校の仲間たちと楽しい日々を過ごしていました。
圭一は、竜宮レナ(りゅうぐう・れな/CV:中原麻衣)や園崎魅音(そのざき・みおん/CV:雪野五月)たちクラスメイトに連れられて、村を見て回ることに。その帰り、フリーのカメラマンを名乗る富竹ジロウ(とみたけ・じろう/CV:大川透)から、謎の怪死事件について聞かされて――?
『ひぐらしのなく頃に』は、同名ゲーム(開発・発売:07th Expansion)を原作としたアニメです。田舎の小さな村で巻き起こる謎の怪死事件は、数年連続で「綿流し」というお祭りの日に起きています。繰り返されるその惨劇を見ると、「怪死事件に巻き込まれるよりはマシ……」と、5月病も吹き飛ぶかもしれません。
本作は、全26話が6つのパートに分けられています。そして、最初の4パート「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」はパラレルワールドとなっています。それぞれ別の怪死事件が起こり、次のパートになると、事件前に話がリセットされる構成です。そしてそれぞれの事件の謎は、続く「目明し編」「罪滅し編」などで明かされます。
第1話冒頭から、圭一らしき少年がレナたちらしき人たちを、バットで撲殺するシーンが流れる本作。しかしオープニング映像の後は、何事もなかったかのように元気な圭一とレナたちが登場します。そして物語が進むにつれ、とある人物が大ナタを持って背後から現れたり、急に低い声で圭一を問い詰めたりします。
村人たちは基本的に皆仲がいいものの、どのパートでも誰かの狂気が見え隠れしており、その分恐ろしさを感じる作品です。ホラー的な恐ろしさと、グロテスクな殺傷シーンがあいまって、「鬱アニメ」の筆頭作品といえるでしょう。
めった刺しや拷問など、容赦のない鬱描写が出てくる本作。設定上の時期も6月となっており、「雛見沢の6月に比べたら、現実の5月はまだマシかも……」と思えるかもしれません。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「ABEMAプレミアム」などで見ることができます。
* * *
まさに「毒をもって毒を制す」な、「鬱アニメ療法」。あえて鬱な世界に触れることで、辛い現実から目をそらせるかもしれません。ただし、気持ちが落ちすぎて仕事が手につかなくなっては、本末転倒です。鬱アニメの摂取しすぎには、ご注意くださいませ。
※配信状況は記事掲載時点のものです。
(新美友那)







