安易にオススメできない「キャラ大量死」アニメ3選 鬱耐性ある人だけ見て!
じわじわと迫る「死」が鬱
●『ぼくらの』(2007年4月~放送)

とある夏休み。その自然学校には、15人の少年少女が集まっていました。彼らは海辺で洞窟を見つけ、「探検だ」とばかりに皆で奥へ向かいます。そしてそこには、複数のコンピューターが並ぶ事務所のような場所と、「ココペリ」と名乗る不思議な男性(CV:東地宏樹)がいました。
ココペリは彼らに「巨大ロボットを操り、地球を襲う15体の敵を倒す」というゲームを持ち掛けます。ゲームに興味を持ち、参加契約を交わした彼らでしたが、急に意識が遠のき倒れてしまいます。気が付いた彼らは宿舎に帰ろうとするものの、黒く巨大なロボットが現れたことに気が付いて――?
『ぼくらの』は、同名マンガ(作:鬼頭莫宏/小学館)を原作としたアニメです。中学生たちを主人公とする本作ですが、彼らが参加契約したのは、「地球を守るためのゲーム」。順番に黒いロボット・ジアースに乗り戦うのですが、「操縦者は勝っても負けても死ぬ」という残酷なルールが、契約後に明かされます。
しかも、敵は全部で15体。つまり、契約した14人(ひとり未契約のため)は全員戦う必要があり、その皆が死ぬと確定しているのです。ジアースは人の生命力で動くため、操縦者の命を奪います。しかし、選ばれた操縦者がジアースに乗らなければ、敵に地球を滅ぼされてしまいます。どちらに進んでも非情な運命に、中学1年生たちが翻弄されるのです。
また、彼らが背負っているのは、地球の運命だけではありません。両親の不在や不義理な恋愛など、思春期の彼らには到底手に負えない背景も、徐々に明かされていきます。死を目前にした彼らは、泣きわめいたり暴挙に出たりと、さまざまな抵抗を試みます。しかしゲームが終わるわけもなく、少年少女たちはひとりひとりと、犠牲になっていくのです。
直接的な描写が鬱……というよりも、じわじわと迫る死に精神を削られていく子供たちの描写が、胸に迫る作品です。なお、本作は原作の完結前に企画・放送されたため、後半はかなりの部分がオリジナルストーリーとなっています。子供たちをとりまく大人たちにもスポットライトが当てられているので、原作をすでに読んだ方もぜひご覧ください。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」などで見ることができます。
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あまりに簡単にキャラたちが死んでいくため、視聴者にトラウマを植え付けがちな「キャラ大量死アニメ」。ひとりひとりの死に意味があってもなくても、その描写は心に重く残ることでしょう。元気がなくなる恐れがあるので、視聴の際は次の日に大事な予定がないか、確認しておくことをオススメします。
※配信状況は記事掲載時点のものです。
(新美友那)



