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強烈だけど納得? アニメ『ワンピ』でゾロが語っていた「本当のチームワーク」とは

世界でも大人気のマンガ『ONE PIECE』 には、アニメ版で作られたオリジナルストーリーにも素敵なエピソードが描かれています。今回は「麦わらの一味」の剣士ロロノア・ゾロが語った、「本当のチームワーク」について紹介します。

ゾロが語る「チームワーク」に関する持論

初期のゾロが描かれた『ONE PIECE Log Collection “LOGUE TOWN”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ)
初期のゾロが描かれた『ONE PIECE Log Collection “LOGUE TOWN”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

 Netflixの実写ドラマ版も大ヒットするなど、世界的に人気のマンガ『ONE PIECE』は、主人公であるモンキー・D・ルフィが率いる海賊団「麦わらの一味」が、数々の強敵、困難に「仲間」と一緒に立ち向かう物語です。そんな「仲間」が重要な『ONE PIECE』では、アニメ版のオリジナルの描写で、ルフィの最初の仲間ロロノア・ゾロによって、「チームワークとは何か」についてが語られました。

 ゾロがチームワークについて語るシーンはTVアニメ版『ONE PIECE』102話で観ることができます。

「アラバスタ編」の102話では、ゾロは船長のルフィ、船医トニートニー・チョッパーとともに行動していました。3人だけで行動していた理由は、ルフィが幻覚作用のある食物を口にしてしまい、暴れている間に他の仲間とはぐれてしまったからです。

 暴れるルフィを止めるために仲間からはぐれ、予定外で計画性のないルフィの行動を目の当たりにしたチョッパーは思わず、「俺は大変な船に乗っちゃったのかな」と口にします。その言葉に、ゾロは同じことを思っていたと返しました。

 すると、チョッパーはゾロに、なぜこの一味に入ったのかと質問します。チョッパーから見て、ゾロは一匹狼のように見えるため、「麦わらの一味」にいることが不思議に思えたのです。ゾロはチョッパーの問いに「その場の成り行きも大きかった」と答えます。そして「はたから見てチームワークってのがなってねえよな。船長からしてああだからな。」と、当時の一味の現状をピシャリと指摘するのです。

 ここからゾロは、チームワークについての持論を語り始めます。ゾロにとって助け合っているだけの状況はチームワークではなく、「誤魔化しあっているだけ」だというのです。

 そして、ゾロは「同じ組織やチームの仲間に対して『次はてめえの番だ!出来なきゃぶっ殺す!』ぐらいの気概で接してこそ、本当のチームワークは実現する」などと語りました。つまり、各々がそれぞれの役割を死に物狂いで全うしようという心が、チームワークで大切なことだといっているのだと思います。

『ONE PIECE』には、私たちが仕事をする上で大切にしなければならないチームワークのあり方など、奥が深いセリフがたくさんあります。アニメのオリジナルストーリーにも隠れた名言があり、102話ではナミも仲間について彼女ならではのセリフを語っていました。原作だけチェックしている方も、ぜひ見ていただきたいエピソードです。

(LUIS FIELD)

【画像】和服を着てても、技を出してても、実写版でも色気あってかっこいいゾロを見る(5枚)

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