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漫画『BASTARD!!』がくれた「D&D」との出会い。友達と手探りで遊んだ日々

「D&D」楽しみ方の手本も『BASTARD!!』だった

筆者所有の、「D&D」第5版となる『ダンジョン・マスターズ・ガイド』と『プレイヤーズ・ハンドブック』『モンスター・マニュアル』
筆者所有の、「D&D」第5版となる『ダンジョン・マスターズ・ガイド』と『プレイヤーズ・ハンドブック』『モンスター・マニュアル』

 そんなある日のこと、『BASTARD!!』の元ネタが「ダンジョンズ&ドラゴンズ(以下、D&D)」というゲームであることを知りました。しかしどんなゲームなのか、誰に聞いてもよくわからなかったのです。そこで本屋に向かった筆者は、『D&Dがよくわかる本』(著:黒田幸弘)という本を見つけ、早速購入しました。

 これが世界を代表するテーブルトークRPG(以下、TRPG)である「D&D」との出会いでした。

『D&Dがよくわかる本』には、友人と集まってキャラクターを演じて一緒に冒険をし、剣と魔法を武器にモンスターと戦って宝を手に入れるという、今まで知らなかったTRPGの世界への興味を募らせる内容の文章が詰め込まれていました。

 インターネットがない時代、販売店舗の情報すら入手困難な状況で、どうにか隣町のホビーショップに『D&D ベーシックセット』いわゆる「赤箱」が売っていることを知り、中学生としては破格の5000円という大金を投げ打って購入した筆者は『BASTARD!!』にハマっていた友人たちに声をかけてさっそくプレイを始めたのですが、これが想像以上に大変でした。

 現在なら動画やリプレイがたくさんありますが、そんなものはない時代。友人たちと「ああしよう、こうしよう」といろんな意見や要望を出し合ったり、小説や映画を参考にしてシナリオを作ったりと、一歩一歩手探りしながら楽しみ方を模索していました。

 このとき一番お手本にしたのは、やはり『BASTARD!!』でした。「雷神剣(ライトニング・ソード)」や「アイス・ファルシオン」といった作中に出てきた武器はもちろん登場させ、「氷の武器があるなら火もあるよね!」とばかりに炎の剣を出してみたり、漫画の中のシチュエーションを再現してシナリオにしたりとやりたい放題に突っ走っていました。

 あれから30年以上が経ちましたが、『BASTARD!!』は現在も続いており、「D&D」は新たなルールとして第5版が展開されています。もちろん筆者はどちらもまだまだ楽しんでいくつもりです。

(ライター 早川清一朗)

【画像】「D&D」の面白さを教えてくれた漫画『BASTARD!!』の始まりと今(6枚)

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