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『ドラクエ2』最初からサマルトリア王子が最強だったら? 苦労が報われる「脳内ストーリー」の結末

「伝説の」武器防具の力は永遠ではない?

ロンダルギアへの洞窟で、ロトの伝説の装具や、「稲妻の剣」を入手する
ロンダルギアへの洞窟で、ロトの伝説の装具や、「稲妻の剣」を入手する

 ロンダルギアへの洞窟を開き、最後の紋章である「いのちのもんしょう」を手に入れ、ついでに「ロトのよろい」と「いなずまのけん」を取りに行きます。

 というところで、脳内ストーリーを。

* * *

「俺の城から盗まれた伝説の装具……こんなところにあったとはな」

 アスアが、宝箱から出てきた鎧に手を差し伸べた。大魔王ゾーマや、竜王と戦った勇者が身につけた伝説の装具「ロトの鎧」だ。ローレシア城の宝物庫にあった宝箱を、大神官ハーゴンの側近である悪魔神官が盗み出したが、盗んだ後で聖なる力によるダメージで動けなくなっていた所を捕虜にして、そのまま地下牢に放り込んだことは聞いていた。
 それ以来、行方不明になっていた鎧だ。

 アスアはガイアの鎧を脱ぐと、ロトの鎧を装備する。その伝説から舞い降りたような姿を見て「伝説の装具に選ばれるのが勇者」なのだと、僕は改めて実感した。

「カイン……もしかして、伝説の装具を付けられるから、俺が真の勇者とか思ってないか?」

 心を見透かしたように、アスアが僕の目を見る。

「アスア、世界を救った勇者の傍らには、いつも伝説の装具があった。ロトの装具に認められた君こそが、伝説の勇者だよ」

 そう答える。アスアの武術の腕は、総合的には僕にはまだ及ばないものの、光の剣による一撃の威力は、僕を既に上回っていた。

「伝説の装具も永遠の存在じゃない。見てな」

 アスアはロトの剣を落ちていた岩に振るい、直後に光の剣に持ち替えて、さらに一撃した。ロトの剣は岩の半分くらいまで食い込んで止まり、光の剣は岩を両断した。

「ロトの剣の寿命はもう尽きているのさ。竜王の曾孫が言っていた。大魔王ゾーマと竜王の邪気を浄化し続けたことで、神秘の金属オリハルコンによるロトの剣にも限界が来たって。そして、このロトの鎧も昔は、歩くだけで傷が治ったと聞く。でも、今はロンダルギアの邪気を浄化し、力が失われ始めている。でも、この鎧が頑張ったおかげで、ハーゴンの主力はロンダルギアから出られなかった。身に着けた俺にはそれがわかる」

「そんな……」 僕とマリアは絶句した。アスアは自分のロトの兜を指さす。

「あと、これは父上に聞いたけどさ、勇者がゾーマや竜王と戦った時に、この兜はなかった。ロトの兜は、竜王との戦いが終わった後で、聖なるほこらの大賢者が、ロトの子孫のために作ったものだからな」

「だから、ほこらのおじいさんが管理していたのね」とマリア。

「そうだ。そしてゾーマと戦った、勇者ロトの仲間である戦士や武道家は、伝説の装具を持っていたわけじゃないが、ゾーマに痛撃を与えたとも聞いている。俺は、誰よりも戦ってきたカインの武芸、マリアの魔法は、ハーゴンにも通じると信じている。俺たちは全員がロトの勇者なんだ」

「アスア……わかったよ。僕たち全員の力で、ハーゴンを倒そう」

 僕たち3人は手を重ねて、誓いあった。

* * *

 紋章がそろったので、ロンダルギア探索を打ち切り、精霊ルビスから「ルビスのまもり」を受け取るために「せいれいのほこら」に移動します。

* * *

 海の真ん中にある「精霊の祠」の最深部は、不思議な光が満ちた場所だった。
 どこからともなく、美しい声が聞こえてくる。

「私のを呼ぶのは誰? 私は大地の精霊ルビスです。あら? お前たちはロトの子孫ですね? 私には解ります。では私は勇者ロトとの約束を果たすことにしましょう。私の守りをお前たちに与えます」

 何もない所から、首飾りが出現し、マリアの手元に落ちた。

「ルビス様! 待ってください」

 光と共に去ろうとしたルビス様に、マリアが声をかける。

「ルビス様ならご存知でしょう? ハーゴンは邪教の大神官ですから、悪霊の神々に仕えているはず。カインが持つ《邪神の像》に現された、この禍々しき神は何者なのですか」

「大神官ハーゴンが信仰しているのは、破壊の神シドー。ハーゴンはシドーを呼び出し、私の創った大地を破壊しようとしているのです」

「破壊神……人間である僕たちが、神と戦えるのですか」

「貴方がたには神と私と、勇者ロトの聖なる血の加護があります。ただ……」

 精霊ルビスは一瞬、口ごもった。

「神を殺せば、いずれ呪いを受けるかもしれません。私が防げるといいのですが、シドーの力は私を上回り、伝説の武具の加護も弱まっていますから、どうなるかはわかりません」

「そんな……何か方法はないのですか」 マリアがルビス様に懇願した。

「……そうですね。貴方がたの旅を見守ってきましたが、ひとつだけ希望が見えました。そちらのカインは、自らを極限まで鍛えたことで、ハーゴンの呪いを防いでいますね。貴方がた3人が全員、同じように鍛えた上で、私の加護と合わせれば、破壊神の呪いにも届くかもしれません。そして、さらなる方策も……」

 ルビス様は僕たちに、破壊神と戦うふたつの方策について、説いてくれた。聞いた方法はかなり危険な掛けだけど、神殺しの呪いを受けるわけにはいかない。マリアも、アスアも僕が守るべき仲間だ。命にかえても平和な世の中に返さねばならなかった。

* * *

 「ルビスのまもり」を得て、ロンダルギアへの洞窟を上ります。裏技で「みずのはごろも」を2つ作り、隠し武器と言うべき「いなずまのけん」を持ってもいますが、それでも「キラーマシン」は呪文がほぼ通用せず、2回攻撃でマリアを一瞬で瀕死に追い込みます。

 ドラゴン4匹も、侮れない強敵です。HPが高く、アスアやカインの攻撃でも一撃では倒せない上に、強烈な炎攻撃をしてきます。ザラキはほぼ通用せず、イオナズンも半分くらい無効化されるため、アスアとカインで殴りつつ、全員のちからのたてで回復させます。

【画像】「えっ…? こんなだっけ」これが懐かしい『ドラクエ2』終盤ルートです(10枚)

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