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「スパロボの敵でしょ?」孤高の狙撃手「ジェノバM9」を知っているか アニメ登場50年

「やられメカ」って言うな! ゲームではボスを務めた機械獣も

エボリューショントイ「GRAND ACTION BIGSIZE MODEL」より、「ダブラスM2」(左)と「ガラダK7」 (C)永井豪/ダイナミック企画
エボリューショントイ「GRAND ACTION BIGSIZE MODEL」より、「ダブラスM2」(左)と「ガラダK7」 (C)永井豪/ダイナミック企画

 機械獣でもっともメジャーな存在といえば、「ガラダK7」と「ダブラスM2」の2体でしょうか。マジンガーZの最初の敵として、第1話と第2話に登場しています。原作者の永井豪先生の描いたマンガ版でも、同じく初戦の相手でした。

 機械獣の宿命で登場は一度だけだったものの、前期オープニングに登場していることから、「機械獣の顔」のような存在といえるでしょう。それゆえに立体化にも恵まれており、『マジンガーZ』の登場メカを多く手掛けるエボリューショントイが手掛けたもののほか、BANDAI SPIRITSが展開する合金玩具の看板ブランドである「超合金魂」にも、やられメカとしては異例のラインナップ入りを果たしています。

「スパロボ」シリーズでは、共に1作目の『スーパーロボット大戦』から登場しており、参戦回数も機械獣では最多を誇っていました。ちなみにガラダK7は、「スパロボ」シリーズの、記念すべき第1作の第1話におけるボスとしての登場です。

 超合金魂として発売されたといえば、本年5月に発売予定の「ラインX1」もそうでしょう。機械獣としては特殊な存在で、頭脳となる女性アンドロイドの「ローレライ」が合体することで真価を発揮します。考察すれば、後に登場する敵メカ「戦闘獣」と同じシステムだったといえるかもしれません。

 アニメでは珍しい、マンガ版が初出の機械獣で、そのストーリーもマンガ版とほぼ同一でした。ちなみにマンガ版では「ドナウα1」という名前でしたが、アニメ版では本家ローレライの伝説に合わせてライン川から名前を引用しています。

「スパロボ」においては、こちらも最初から登場していますが、印象的だったのはやはり『第二次スーパーロボット大戦』でしょうか。この時は「間接攻撃無効」という、特殊能力を持つ強敵として登場しています。この能力は「射程1」、すなわち隣接した位置からの攻撃以外はダメージを受けないというものでした。

 強敵機械獣といえば、筆者がアニメ版でもっとも強いと思っているのが「スパルタンK5」です。その戦闘力はマジンガーZと互角以上で、あと一歩のところまで追い詰めました。

 しかし、基本的に自衛以外では戦わない性格で、業を煮やした「Dr.ヘル」は爆弾を仕掛けて処刑しようとします。ところが偶然に聞いた太鼓の音に闘争本能を呼び覚まされました。こうしてマジンガーZを窮地に追い詰めますが、その途中で爆弾が爆発して最期を迎えます。

 その強さからか、登場した「スパロボ」での性能は、機械獣のなかでもっとも高いことが多くなっていました。とはいえほかの機械獣と同じく量産された機体扱いですから、中ボスキャラとしての登場はありません。

 このほかにも「スパロボ」に登場している機械獣といえば、後期オープニングにて最初に登場する「アブドラU6」、水中用ということでマップによっては強敵の「グロッサムX2」、TVアニメでは登場しなかったものの、マンガ版と劇場版『マジンガーZ対デビルマン』での見せ場が有名な「トロスD7」などが常連組でしょうか。

 逆にアニメ版では印象的だったのに、いまだに「スパロボ」未登場の機械獣として、三つ首を持つ空飛ぶ機械獣「ゲルベロスJ3」、サンタクロースの意匠を持った「サタングロースP10」、マジンガーZの倍以上ある大型機械獣の「ジャイアンF3」、頭が連発式のミサイルになっている劇場版登場の「ヘッドホークM3」などが挙げられます。

 やられメカゆえに異なったデザインで毎週登場して、作品を盛り上げてくれた機械獣たち。『マジンガーZ』の陰の主役といってもいいほどの存在でした。その偉業を次世代にも知ってもらうためにも、今後も「スパロボ」シリーズで活躍してほしいと思います。

(加々美利治)

【画像】ひと目見ればきっと思い出す 「ジェノバM9」&「ラインX1」を前から後ろから(9枚)

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