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開発中止、社員削減…ゲーム業界で「暗いニュース」が飛び交う背景

人員削減やゲームの開発中止など、日本のみならず海外でもゲーム業界の気になるニュースが増えています。果たして今、ゲーム業界で何が起こっているのでしょうか?

今のゲーム業界にいったい何が起こっているのか?

900人以上の人員削減を行ったソニー・インタラクティブエンタテインメント。これは社員数の8%にあたり、海外のみならず日本も対象になっている 画像はPlayStation.Blogより
900人以上の人員削減を行ったソニー・インタラクティブエンタテインメント。これは社員数の8%にあたり、海外のみならず日本も対象になっている 画像はPlayStation.Blogより

 昨今はゲーム業界に「暗いニュース」が増えています。

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは約900人の人員削減(レイオフ)を行っており、バンダイナムコは開発中の5タイトル以上を中止にしています。また、DeNAはゲーム事業の不調もあり270億以上の赤字と報道されています。

 果たして今、ゲーム業界に何が起きているのでしょうか?

 まずソニー・インタラクティブエンタテインメントのレイオフに関しては、この会社独自のものでなく、欧米の流れに沿ったものだと考えられます。

 テック企業やゲーム業界のレイオフは2022年ごろから続いており、アマゾン、グーグル、マイクロソフト、エピックゲームズなど大規模企業でのレイオフが続いています。なお、マイクロソフトは巨大なゲーム会社アクティビジョン・ブリザードを買収したあと1900人のレイオフをしており、より大規模に人員削減を行っています。

 コロナ禍は巣ごもり需要もあり、テック業界を含めゲーム業界でも好景気が続いていたものの、状況が変わってきました。また、ゲーム業界の雇用は流動性があるのも要因(開発段階に応じて必要なスタッフ数が変わったりする)でしょう。レイオフは金利上昇の影響だと指摘する声もあります。

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントはこのレイオフで、FirespriteやロンドンスタジオといったPlayStation VR2(以下、PS VR2)タイトルを開発していた箇所の人員削減および閉鎖を行っています。

 PS VR2は2023年5月時点で60万台販売されており、初代を越えるペースだったと発表されていました。しかし、現在はVRソフトを開発する会社・部門が縮小および閉鎖されているわけで、今後は注力されなくなる可能性もあります。PS VR2は2024年内にPC対応するとも発表されており、少なくともこの部門は大きく方向性を変えたのでしょう。

 テック企業も同様に企業のスリム化が図られており、(欧米は特に)ゲーム業界も方向転換や事業の厳選が迫られています。

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