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『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』EDしか覚えていない理由 OPってなんだっけ?

アニメ『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』のED曲、徳永英明さんの「夢を信じて」は大ヒット曲となり、いまでも多くの人の心に残っています。では、『アベル伝説』のOP曲を覚えていないのはなぜなのでしょうか? 至ってシンプルな理由がありそうです。

OP曲を覚えていないシンプルな理由

ゲーム「ドラクエ」のファンも観ていた『アベル伝説』 画像は『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』コンプリートDVD-BOX(イーネット・フロンティア)
ゲーム「ドラクエ」のファンも観ていた『アベル伝説』 画像は『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』コンプリートDVD-BOX(イーネット・フロンティア)

 マグミクスは、「RPGでモンスターを倒すとお金が手に入る謎」を考察する記事を配信しました。読者からは大きな反響があり、「モンスターは宝石から作られた」という設定のアニメ『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』(※放送時は『ドラゴンクエスト』とのみ表記、以下、アベル伝説)について語る声が多く見られました。寄せられたコメントでは、アニメの秀逸な設定や、魅力的なキャラクターなどの思い出が語られています。

 視聴者の心に強く残っている思い出のひとつとして、徳永英明さんによるEDテーマ「夢を信じて」も挙げられました。「夢を信じて」はオリコンのシングルチャートで最高順位3位を記録したヒット曲です。いまでも、タイトルを聞いただけで頭のなかにメロディーが流れる、という人も多いのではないでしょうか。

 ところで、なぜOP曲ではなく、ED曲が強く記憶に残っているのでしょうか。「夢を信じて」が名曲であるのは大前提として、一般的に、OP曲のほうが「アニメの主題歌」としては印象が強く残ると思われます。これには、至ってシンプルな理由がありそうです。

『アベル伝説』には、いわゆる「OP曲」がなかったのです。各話の冒頭では、荒れ狂うドラゴンの映像のあと、『ドラゴンクエスト』でおなじみの「ロトのテーマ」がアレンジされたファンファーレのみが流れます。一方、EDではスタッフクレジットとともに、第1話から第26話まで「夢を信じて」が、第27話から第32話まではカブキロックスによる「虹の都」が流れました。6話だけしか流れなかった「虹の都」も、当時アニメを観ていた人ならば、実際に曲を聴いてみると「そういえば聴いたことがある」と思い出せるでしょう。

 TV放送は第32話でいったん終了しますが、その後再開され、以降はOPに主人公「アベル」役の声優が歌う「未来をめざして」が流れ、EDはヒロイン「ティアラ」役の声優が歌う「虹のBRAND NEW DAY」が採用されました。第32話は「最終回」として物語の結末が描かれたため、その後、再開されたことに気付かなかったケースもあるでしょう。また、放送局によっては第33話以降の放送がなかったことも、ED曲「夢を信じて」しか覚えていない、という人が多いという理由として考えられそうです。

(マグミクス編集部)

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