「サンリオが?」 絵柄は可愛いけれどトラウマ級な内容の名作アニメ映画4選
少年と河童のほんわか物語かと思いきや?

2007年に公開された『河童のクゥと夏休み』もある意味、強烈なトラウマ映画のひとつといえるかもしれません。同作は木暮正夫先生の児童文学を、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』などを手がけた原恵一監督がアニメ化した作品で、現代に蘇った河童の「クゥ」と主人公一家のひと夏の交流を描いた物語です。
タイトルやあらすじだけを見ると、トラウマとはほど遠そうな作品に思えますが、実は冒頭からクゥの父親が片腕を切り落とされたり、クゥの力によってカラスが爆散したりと、なかなかショッキングな描写が登場します。
加えて人間の醜悪さや身勝手さ、愚かさなどがリアルに描かれており、人によっては破損描写よりもこちらのほうがキツいと感じるかもしれません。クゥとの交流をまっすぐに描くだけでなく、それによって起こるであろう問題にも真っ向から向き合った同作は、名作であることに間違いありませんが、ネット上では「想像以上にグロ&ハードな内容でいまもトラウマ」「軽い気持ちで見るもんじゃない」「人間がひたすらクズで胸が痛くてやばい」などと、語り草になっています。
そのほか、かの有名なサンリオが手がけた作品のなかにも、「トラウマ」とささやかれる作品がありました。それが1983年に公開された『ユニコ 魔法の島へ』です。
同作は手塚治虫先生のマンガをもとに作られた作品で、作中には「ユニコ」と呼ばれるかわいらしいユニコーンのキャラクターが登場します。サンリオ映画で、なおかつキュートなユニコーンが主人公とあれば、トラウマとはほど遠いメルヘンな物語を想像してしまいがちですが、ネット上で「ユニコ 魔法の島へ」と検索するとサジェストに「トラウマ」が出てくるほど、多くの人に衝撃を与えた作品でもありました。
何といっても、同作に登場する魔法使い「ククルック」が、とんでもなく恐ろしいのです。その不気味な見た目もさることながら、ククルックが使う魔法も「人間を『生き人形』に変えてしまう」という非常に恐ろしいものでした。先ほどまで生きていた人間が次々と生き人形に変えられ、城の一部にされていくシーンは、多くの人びとに強烈なインパクトを残したのではないでしょうか。
そのような恐ろしい敵を相手に、キュートなユニコはどのように立ち向かっていくのか。ちょっぴり切なくも、愛と勇気にあふれた物語の結末は必見です。
なお、同作は2024年5月開催の「新宿東口映画祭」で、ピックアップ上映されています。その際にも、ネット上では「こんなにメルヘンのふりをした、オモロ怖い作品とは思わなかった」「これがサンリオなの信じられん」といった声があがっていました。
(ハララ書房)





