『ドラクエ12』はアクション化すべき? それとも古き良きコマンド選択式であるべき?
時代の流れに抗うにはアクション化は必須?

続いては、アクション化のメリットを考えましょう。やはりアクションゲームになると、強い手応えがあります。ただ雑魚敵をなぎ払うにしても、命令して見ているだけなのと、自分でボタンを押して実際にキャラクターが動くのでは臨場感が段違いです。
また、過去のゲームは技術上の制約で仕方なくそうなった側面があります。RPGもそう表現せざるを得なかったからコマンド選択式ターン制バトルになっていたのであって、技術的に可能であれば、オープンワールドやリアルタイムバトルに進化するのが自然なわけです。
もちろん、アクション化のデメリットも存在します。ゲームそのものの難易度にもよりますが、敵の攻撃に反応する反射神経が必要になってきたり、さまざまなボタンを活用していろいろな行動をとったりしなければならないなど、アクションゲーム化すると複雑になるのは避けられないでしょう。
ストーリーだけ楽しめる低難易度を用意したり、あるいは『ファイナルファンタジーVII リメイク』シリーズのようにコマンド選択式バトルに切り替えられたり、もしくは『ファイナルファンタジーXVI』のように好きな部分をオート化できるシステムなど、それ相応の救済措置が必要になってきます。
このように、コマンド選択式ターン制バトルも、アクション化するバトルも一長一短です。果たしてどうなるべきでしょうか。
この答えは、やはり「ユーザーがどう受け入れるか」にあるのではないかと考えます。つまり、ユーザーが「分かりやすさ」を取るのであればコマンド選択式ターン制バトルが適切で、一方「より強い刺激」を求めるのであればアクション化するべきだと思えます。
「ドラクエ」のファンは、年齢層は比較的高めだと考えられるので、前者が求められている可能性は高いと考えられます。また、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』ではあえてオールドスクールなスタイルを採用している場面がしばしばあるため、制作陣が「『ドラクエ』とはこういうものだ」と解釈している可能性も高そうです。
とはいえ、ゲーム業界は非常に進歩の早い場所です。古き良きゲームが時代に置いていかれていく可能性はどうしても否めず、ゆえに「ファイナルファンタジー」シリーズはアクション化に踏み切ったのでしょう。
読者の皆さんは、『ドラクエ12』がどう進化すべきだと考えますか?
『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』:
(C)2021 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』:
(C)2017, 2019 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
(すすだま)




