【インタビュー】春アニメで本格展開の『アルゴナビス』、声優たちの音楽への「本気」が見どころ
ファンのために、「音楽」にこだわり続ける
──アニメの動きひとつにも、プロデュースのこだわりが反映されてるんですね。
北岡 本作はバンドアニメですので、仮にライブから『アルゴナビス』に入ってきたファンの方が、アニメの演奏シーンで身体の動きがライブと違っていたら、違和感を覚えてしまうと思うんです。逆もまた同じです。アニメから入るファンの方には、リアルライブを見た時、「すごい、アニメそのままだ!」という感動を覚えてほしい。
──また、発表されたキャラクターイラストなどを見ると、彼らが持っている楽器のひとつひとつにも、細部にわたるこだわりが感じられます。
北岡 「本気で音楽に取り組む」と言っていながら、楽器の描写がいい加減だったりすると、ちょっとカッコ悪いですよね。ですから、楽器はすべてメーカーさんから監修をいただいています。サンジゲンさんによる3Dモデルは、画面には映らない楽器の裏側のビスひとつひとつまで作り込まれているんです。
──アニメの舞台が函館となっていますが、これにはどんな意図があるんでしょうか?
北岡 アルゴナビスという名前は、ギリシア神話に登場するアルゴー号から取っています。勇士たちが運命に導かれて乗り込んだ船が、海を越えて未知なる土地にたどり着く。その土地こそ、現在、事前登録を受け付けているアプリゲームの舞台となる東京です。この作品は、バンドものの王道でもある、上京物語でもあるんですね。
彼らが集い、出航する港になる場所として、一番似合うだろうと選ばれたのが、「函館」という土地でした。ボーカルの七星 蓮を演じる伊藤昌弘さんと、ギターの五稜結人を演じる日向大輔さんは、実際に函館を訪れて路上ライブを行っています。
──アニメの物語とリアルライブのシンクロに、強いこだわりを感じます。
北岡 僕たちのこだわりは、他の誰でもないファンのためのものだと考えています。ファンあってこその『アルゴナビス』ですから、これからもファンの皆さんのために、本気のこだわりは続けていきたいですね。
(取材/構成:香椎 葉平)
※アニメ『アルゴナビス from BanG Dream!』は、
2020年4月10日(金)深夜1時25分から、MBS/TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠にて放送開始。
●アルゴナビス from BanG Dream! プロジェクト PV【アニメ × ゲーム × リアルライブ】(ARGONAVISch.)