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WOWOW「全社一丸」で臨んだドラマ『ゴールデンカムイ』!プロデューサーが語るその思い

「続編」はどうなる?

WOWOWの植田春菜プロデューサー(マグミクス編集部撮影)
WOWOWの植田春菜プロデューサー(マグミクス編集部撮影)

――『ゴールデンカムイ』は、リアルタイムでの放送・配信と、WOWOWオンデマンドでの見逃し配信の両方で楽しむことができます。現在はどちらの利用が多いのでしょうか。

植田 オンデマンドで観てくださっている方ももちろん多いのですが、リアルタイムで視聴されている方も思ったよりも多いですね。WOWOWの放送番組は録画もできるので、リアタイで観つつドラマを永久保存したいという方もいっぱいいらっしゃると思います。

 あと、放送が日曜日の夜10時という時間帯なのもあり、翌日が月曜日という週の始まりで、あまり外を出歩くよりも家で『ゴールデンカムイ』を観ようという方が、リアルタイムで発信力高くX(旧Twitter)でいろんなことをつぶやいてくれるので、毎週のようにトレンド入りできていると感じています。

――番組の公式Xでは、放送回ごとの名シーンを振り返るショート動画や、視聴者が見たいシーンを投票するアンケート、各キャストの裏話なども、大きな盛り上がりを見せていますね。今回の実写『ゴールデンカムイ』の企画は、まだWOWOWで視聴していない人びとからも大きな関心を集めたと思います。

植田 はい、『ゴールデンカムイ』実写本編だけではなく、インタビュー動画やメイキング映像、特集番組など、たくさんの関連コンテンツもとても視聴されています。本編を観た後に、多くの方が関連番組も続けて観てくださっているようです。

 キャストやスタッフたち作り手の思い、本気度を伝えられる制作体制だからこそ、裏側の部分まで丁寧に送り届けて、このように反響をいただけているのかと思います。

 ここまで宣伝や特集込みで、全体的に手厚くいろんなコンテンツを届けることはWOWOWでもこれほどの規模ではなかったことです。全社一丸となって、一つひとつ丁寧に作らせてもらえています。

 また、制作チームだけでなく宣伝チームも熱量を注いでいて、毎週本編のショート動画がバズっているのも彼らのおかげです。予算も人員も限られているなかで、お預かりした原作を皆さんが楽しめるように120%やり切ろうと、できることをコツコツやっていますね。

――『ゴールデンカムイ』はそもそも熱量の高いファンが多い作品なので、WOWOWのみなさんの熱量も伝わったのではないでしょうか。

植田 たしかに、集英社さんからも『ゴールデンカムイ』ファンの方々の熱量のことは教えていただきました。その熱心な原作ファンの方々に、まずはしっかり実写版『ゴールデンカムイ』を受け入れていただかない限りは、そこから原作を知らない層にまで届いてヒットすることはないと思ったので、原作ファンにまずはしっかり楽しんでいただくことを意識しましたね。

 その一方で、原作未読の方にも分かりやすいように、歴史冒険活劇として楽しんでもらえることも意識しました。

――毎週そういった盛り上がりを見せているなかで、やはり『ゴールデンカムイ』ファンが今一番気になっているのは、ここからの続編はいつになるのか、それは映画になるのか、ドラマになるのか……? という点だと思います。

植田 今言えることとして、まずは最終話を楽しみにしていただきたいです。中川大志さん演じる鯉登の登場、杉元のバックグラウンドの物語が語られるなど見どころもたくさんありますので、最終話(12月1日(日)22時~ WOWOWにて放送予定)はぜひリアルタイムで観ていただけると盛り上がると思います。

(マグミクス編集部)

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