『ワンピ』結局シャンクスは何がしたい？　ルフィの周りでコソコソする真の意図

良いヤツ？　悪いヤツ？　最近コロコロと印象が変わるシャンクス

　ここ最近の『ONE PIECE（ワンピース）』で、「シャンクス」の動向が怪しすぎると話題になっています。果たして彼は何を真の目的とし、誰を敵視しているのでしょうか？

※『ONE PIECE』コミックス110巻未収録の内容に触れています。ネタバレにご注意下さい。

「ワノ国編」あたりからシャンクスは、やたら「麦わらの一味」の周辺をウロチョロしています。海軍大将「アラマキ」を退け、「モンキー・D・ルフィ」を間接的に手助けしていたものの、のちに「ユースタス・キッド」から「ポーネグリフ（歴史の本文）」の写しを略奪するなど、行動の意図が読めません。

　またシャンクスはルフィの食べた「ゴムゴムの実」が「ヒトヒトの実幻獣種　モデル：ニカ」であることを最初から知っていた疑惑も浮上しています。つまり彼は、何か大いなる目的のためにルフィさえも利用していた可能性があるのです。

　いよいよシャンクスの「ラスボス説」が濃厚になってきましたが、最近のエピソードではルフィが「バルトロメオ」に慕われていることを自分のことのように喜ぶなど、およそルフィと敵対するとは思えないシーンが描写されています。

　そして現在ファンの間でささやかれているのが、シャンクスは「おいしいところ狙いで暗躍し続けている説」です。振り返ってみると「マリンフォード頂上戦争」でも海軍と海賊が疲弊した絶好のタイミングで現れ、「ビッグマム」や「カイドウ」とも直接的な戦闘をせずにキッドから「ポーネグリフ」の写しを奪っていました。

　どうも「赤髪海賊団」は、大きな戦いを避けている印象です。これから「エルバフ編」でも「麦わらの一味」は何かしらの戦いに巻き込まれていくことになるのでしょうが、シャンクスらはひと足先に別の場所へと移動しています。

　実は「赤髪海賊団」には、これまで能力者がいる描写がありませんでした。そして天才科学者「ベガパンク」の告発により、いずれ大部分の地域が海に沈む可能性が示唆されています。

　シャンクスらはそれを知っていたからこそ、「悪魔の実」でカナヅチになるのを避けたのかもしれません。もしかするとすべてが沈むまでじっくりと力を溜め、ゆくゆくは何らかの手段で世界の掌握を目論んでいるのではないでしょうか？

　2024年12月23日発売の「週刊少年ジャンプ」2025年4・5合併号に掲載された『ONE PIECE』の最新話では、魔法陣からシャンクスにそっくりな人物が「エルバフ」に召喚される描写がありました。果たして彼はシャンクス本人なのか、または別人なのか？

　ここ最近、シャンクスの謎に関して読者は尾田栄一郎先生に翻弄されっぱなしですが、ファンの間でささやかれている数々の考察のなかに正解はあるのでしょうか。今後の展開に期待です。