アニメ『ギャルと恐竜』 コロナ影響広がるなか、ハマる人続出。「癒される!」の声
酔った勢いで恐竜を持ち帰ってしまい、突如始まったギャルと恐竜の日常生活を描いたアニメが人気を集めています。多くの視聴者が支持する同作の癒やし要素とは?
酔った勢いで恐竜をお持ち帰り?
新型コロナウイルスの影響が広がるなか、アニメ『ギャルと恐竜』が2020年4月からTV放送され、話題を呼んでいます。週刊「ヤングマガジン」(講談社)で連載された、原作:森もり子/漫画:トミムラコタの両氏による、人気マンガのアニメ化作品です。
「やっば…!完全に忘れてた…昨日酔った勢いで部屋に入れちゃったんだっけ…?恐竜……」
ある朝目を覚ますと、ギャルの家で恐竜がテレビを見ているシーンから、物語が始まります。ギャルの楓(かえで)は、コンビニでバイトするフリーター。恐竜が突然部屋の中にいる状況でも、ギャルは悩みません。「バイト行こっと」と言って恐竜の横でメイクを始め、「ちょっと出かけるけど部屋のもの勝手にさわんなよー」と言い残して、楓はバイトに出かけていきます。
そして、家に残された恐竜もまた悩まない。楓のベッドでお昼寝しちゃいます。こんなふうに、ふわっと始まる関係が懐かしくも思える今日この頃。何かと疲れるこのご時世に、どっちも悩まないってこんなにストレスがないのかと、癒される感覚に引き込まれていきます。
SNSでは、「なんだかんだ言って面白い。こういう頭空っぽにして見れるアニメって貴重だと思う」「笑わないといけないみたいな感じもないし、画面から目を離せないみたいな緊張感もないし……」などの声があがっています。コロナ禍のなか、飲食業を経営する筆者の友人も「恐竜、ずっと口開いてて可愛い。そして恐竜がラーメン美味しそうに食べてたのもヤバい」と語り、仕事後の癒しの時間になっている様子。
主人公のギャルの楓が、強めの口調なのに根は優しい子である点も、視聴者から支持される理由のひとつといえるでしょう。2020年4月より放送開始した本作ですが、第8話以降は新型コロナウィルスの影響により放送が延期になっていますが、作品に魅せられた多くの視聴者が放送の再開を待ち望んでいるようです。
(川崎晴代)
※『ギャルと恐竜』は、TOKYO MX、BS11、とちぎテレビ、北海道テレビなどで放送(各局の放送日時は公式サイトでご確認下さい)。Amazonプライム・ビデオ、Abema TVなどでも配信中。YouTube公式チャンネルでは2020年7月5(日)まで、1話から7話までを無料配信しています。