話題の2025春「実写化」ドラマ　「ちゃんと再現できる？」「深夜でこその内容」

過去に立ち消えになった企画の再チャレンジ

　2025年の春も、原作のマンガや小説が人気のドラマが放送予定です。キービジュアルやPVが公開され、原作の注目シーンがどのように再現されるのかと、原作ファンから期待の声があがっている作品もあります。

●『Dr.アシュラ』

「週刊漫画ゴラク」（日本文芸社）で連載されていた、こしのりょう先生によるマンガをドラマ化した『Dr.アシュラ』は、病院の救急科が舞台で、どんな患者も断らずあらゆる手を使って助ける、凄腕救命医の活躍を描く物語です。

　主人公「杏野朱羅」を演じるのは、今作で7年連続フジ連ドラ出演となる女優の松本若菜さんです。ドラマ版では、緊迫感あふれる本格的な医療シーンが期待され、重症患者を同時オペする神業など原作どおりの朱羅を再現できるのか、多くの人が放送を待ちわびています。

　原作者のこしのさんは、過去に映像化の話があったものの立ち消えになったことや、今回のドラマ化にあたってオリジナル展開を含め制作に関わっていることを明言しており、こしのさん自身にとっても待望の実写化となったようです。

『Dr.アシュラ』はフジテレビ系にて、4月16日より毎週水曜日22時から放送予定です。

●『天久鷹央の推理カルテ』

　ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』は、現役医師で作家の知念実希人先生の医療ミステリー小説が原作の作品で、現在TVアニメも放送中です。ドラマでは橋本環奈さんが主演を務めます。

　本作は、超人的な知能を持つ主人公「天久鷹央（演：橋本環奈）」が、診断困難とされる病気や警察も解き明かせない謎を解決していく物語です。すでにキービジュアルやティーザー映像が公開されており、白衣姿の橋本さんに「アニメでも童顔だし、いいキャスティングだと思う」「白衣がハマっていてドキッとしてる」と期待の声があがっていました。

　また、天久の助手「小鳥遊優」役に三浦翔平さん、天久の姉「天久真鶴」役に佐々木希さんなど、豪華なキャスティングが発表されており、各キャラの再現度にも注目が集まっています。

　さらに、原作に登場する事件や病気は現実離れしたものも多く、ドラマ版でどのように再現されるのかも見どころのひとつです。

『天久鷹央の推理カルテ』はテレビ朝日系にて、4月22日より毎週火曜日21時から放送予定です。

●『ジョフウ～女性に××××って必要ですか？～』

　ヤチナツ先生のコミックエッセイが原作の『ジョフウ～女性に××××って必要ですか？～』は、主人公「藤崎アカリ（演：山崎紘菜）」が、ひょんなことから女性用風俗店の内勤として働き、成長していく物語です。客のさまざまな悩みに対し、個性的なセラピストたちと協力しながら寄り添っていきます。

　NHK連続テレビ小説『舞いあがれ！』にも出演していた山崎さんが主演を務めており、女性用風俗という業界を通して成長するアカリをどのように演じるのか、原作ファンから注目されています。

　また、男性セラピストには、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に「サルブラザー」役で出演していた別府由来さんや、5人組ボーイズグループ「ON FLEEK」のメンバーで演技初挑戦となる笠谷朗さんなど、イケメン俳優たちの配役も発表され、深夜ドラマならではの過激なシーンに期待する人もいるようです。

　公開されているPR動画には、個性豊かなキャラやマニアックなプレイシーンが登場しており、毎話どのような展開が待ち受けているのか気になるところです。

　ニッチな世界で巻き起こる人間ドラマも見逃せない『ジョフウ～女性に××××って必要ですか？～』は、テレビ東京系にて4月1日より毎週火曜日24時30分から放送予定です。