『Zガンダム』再注目の異形可変MS「ハンブラビ」 天才シロッコが開発に関与してた?
2025年5月放送の『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』第6話放送を受けて「ハンブラビ」がトレンド入り。『Zガンダム』でヤザンが駆り、主人公カミーユらを苦しめた可変MSが再注目されています。
逆三日月モノアイの恐怖が蘇る

2025年5月13日深夜のアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』第6話放送を受けて、X(旧:Twitter)では「ハンブラビ」というワードがトレンド入り。『機動戦士Zガンダム』に登場した、逆三日月型のモノアイと独特のシルエットを持つこの青い機体が再注目を浴びています。
「ハンブラビ(RX-139)」は、ティターンズの試作可変モビルスーツで、ムーバブルフレームとマグネットコーティングの採用によって実現した約0.5秒という超高速変形能力を有します。この技術により、モビルアーマー形態での高速移動から一瞬でモビルスーツ形態に変形して近接戦闘に移行するという、相手を翻弄する変則的な戦闘が可能となりました。
ハンブラビの特殊武装として忘れられないのが「海ヘビ」と呼ばれる電撃ワイヤーです。ティターンズの「ヤザン・ゲーブル」はこの海ヘビを駆使して多くの敵を撃破しており、特に彼が率いる「ヤザン小隊」の部下、ダンケルとラムサスとの連携による「クモの巣」作戦は、複数の海ヘビで敵機を拘束し、動きを封じたうえで撃破するという恐るべき戦術でした。
この強力な機体の設計には、天才科学者「パプテマス・シロッコ」が関わっており、開発はゼダンの門(旧ア・バオア・クー)工廠(こうしょう)、試作はジュピトリスで行われました。しかし、ハンブラビはMA形態とMS形態の両方を高いレベルで使いこなせなければ真価を発揮できない機体であり、パイロットには非常に高度な技量が求められました。そのため、少数の試作型が生産されるにとどまり、量産には至らなかったと設定されています。
デザイン面では、永野護さんによる独創的なフォルムが印象的です。エゥーゴ側の可変MSであるメタスとしてデザインが提案されていました。しかし、あまりにも奇抜なフォルムだったため、エゥーゴ側のメタスとしては採用されず、名前を「ハンブラビ」に変更してティターンズ側のMSとして登場することになったという経緯があります。
『Zガンダム』の中盤から後半にかけて、ハンブラビとヤザンの組み合わせは主人公側にとって恐怖の象徴となります。「カミーユ・ビダン」の搭乗するZガンダムを苦しめ、「カツ・コバヤシ」を戦死に追い込み、「ヘンケン・ベッケナー」が指揮する宇宙戦艦「ラーディッシュ」を撃沈するなど、数々の戦果を挙げました。非ニュータイプであるにもかかわらず「オールドタイプ最強」と称されたヤザンの実力と、ハンブラビの高い性能が相まって生み出された結果といえるでしょう。
ハンブラビはその特異な外見とヤザンによる劇中の活躍により、『Zガンダム』の数あるモビルスーツのなかでも特に記憶に残る機体としてファンに愛され続けています。
(マグミクス編集部)


