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打越鋼太郎節は健在? 『伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイル』は脱出ゲーム要素が加わった濃厚ミステリー!

スパイク・チュンソフトより2025年7月25日に発売される『伊達鍵は眠らない - From AI:ソムニウムファイル』の先行プレイレポートをお届け。超高性能AIとともに難事件解決に挑む本格推理アドベンチャーの魅力を、序盤のプレイ体験を通してご紹介します。

『AI:ソムニウム』シリーズ初のスピンオフにして待望の最新作!

警視庁の特殊班に所属する伊達鍵は、高性能AIのアイボゥとともに難事件に挑む。
警視庁の特殊班に所属する伊達鍵は、高性能AIのアイボゥとともに難事件に挑む。

 スパイク・チュンソフトより、7月25日(金)にNintendo Switch2/Nintendo Switch/PC(Steam)で本格推理アドベンチャーゲーム『伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイル(以下『伊達鍵は眠らない』)』が発売されます。

 本稿では、Steam版での先行プレイレポートをお届けします。ストーリー展開の紹介を主軸とする記事ではありませんが、一部に序盤のネタバレが含まれますのでご了承ください。

●超高性能AIとともに難事件の解決に臨む!

 本作は、2019年から展開されている『AI:ソムニウムファイル』シリーズのスピンオフ作品で、シリーズ1作目である『AI: ソムニウムファイル』ED直後からの物語を描きます。物語の舞台は近未来で、プレイヤーは警視庁の特殊部隊「ABIS」に所属する「伊達鍵(だて かなめ)」となって、義眼として左目に納まりつつ、伊達と意識をリンクさせている超高性能人工知能「AI-Ball」ことアイボゥと協力しながら事件の捜査にあたる「バディモノ」となっています。

 物語は、伊達がスキンヘッドにサングラスという厳つい黒服たちに追い回されているところからスタートします。追っ手を撒いた彼が息を切らせながら「自分が誰に、なぜ追われているのか」を思い出そうとすると、いきなり名前を入力するシーケンスが起動しました。

プレイ開始直後に突然の名前入力パートが。プレイヤーが前作を遊んでいるか確認するためのもので、遊んでいないなら正解を入力できなくとも問題ない。
プレイ開始直後に突然の名前入力パートが。プレイヤーが前作を遊んでいるか確認するためのもので、遊んでいないなら正解を入力できなくとも問題ない。

 実は、これは本シリーズならではのユニークな「ネタバレ対策」です。シリーズ1作目をプレイしている人であれば、伊達を追っている人物の名前はすぐに出てきます。未プレイの人は名前が出てこないわけですが、入力を間違えると後々の会話が「1作目を遊んでいなくとも問題ない」ものに変化するのです。

 また、本シリーズは『Ever17』や『極限脱出』シリーズなど数々の名作アドベンチャーゲームを生み出してきた打越鋼太郎さんがディレクションとシナリオをこれまで手がけており、『伊達鍵は眠らない』でもシリーズディレクター/シナリオ監修として制作に参加しています。

 打越さんのシナリオは、物語中盤からクライマックスにかけての怒涛かつ巧みな伏線回収で多くのユーザーを虜(とりこ)にしてきましたが、本作でもその魅力は健在でしょうか? 前フリが長くなってしまいましたが、先行プレイの続きをお届けします!

【画像】珠玉のミステリーに、プレイヤーも眠らない日々が始まる!(17枚)

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